内容説明
明治・大正・昭和の言論界に君臨した思想家の高揚と挫折!ギネスが今なお「世界一の多作家」と認定する男の戦中と戦後のベストセラーを所収!開戦と敗戦の理由が茲に!
目次
必勝国民読本(何故に必勝せねばならぬか―必勝の必須;何故に我らは必勝するか―必勝の基本;いかにして我らは必勝するか―必勝の方策)
勝利者の悲哀(万能足りて一信足らず;アメリカと日本並びに中国;アメリカとソ連;千島と満州;ソ連の大漁 ほか)
著者等紹介
徳富蘇峰[トクトミソホウ]
ジャーナリスト・著作家。1863年、熊本生まれ。本名は猪一郎。青年期、京都の同志社英学校で新島襄の洗礼を受け、言論での立身を決意する。1881年に帰郷すると私塾を開き、数年間を青少年の啓蒙に費やしたのち上京、雑誌『国民之友』や『国民新聞』などを相次いで創刊、自らもベストセラーを連発して瞬く間に言論界で頭角を現わす。当初は自由民権主義を標榜していたが、日清戦争に従軍してから国家主義的傾向を強め、以後、日本最大のオピニオンリーダーとして長きにわたり帝国主義を鼓吹、『毎日新聞』紙上などでさかんに南進論を展開した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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