内容説明
二大政党による「政権交代」を求めつづけた政治学者の代表的著作。
目次
序章 歴史観の根本問題
第1章 天皇制ファシズムはあったか
第2章 軍国主義日本とナチス体制
第3章 真の戦犯はだれか
第4章 満州事変はなぜ起こったか
第5章 日華事変の原因とその発展
第6章 大政翼賛会の性格
第7章 日米交渉の経過と問題点
第8章 太平洋戦争開戦の決定
著者等紹介
中村菊男[ナカムラキクオ]
戦後の政治学再建の口火を切った政治学者。1919年、三重県鳥羽市生まれ。父は幸吉(鳥羽市長)。1943年、慶応義塾大学法学部政治学科卒業後、同大学大学院研究生として政治心理学を専攻、板倉卓造、米山桂三、潮田江次、加田哲二各教授の指導を受けた。1952年、同大学教授、以後、政治学、政治心理学、日本政治史の講義を担当する一方で、政府の第五次選挙制度調査会委員、第三次選挙制度審議会委員(第七次まで)、文部省社会教育審議会委員やフジテレビ番組審議会委員などをつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。