内容説明
ノモンハン事件から70年、昭和史を変える衝撃!潜行先から書き送った「辻政信遺書」初公開。
目次
1 眼と眼
2 歯と歯
3 誇る伝統
4 ノモンハンとは何処ぞ
5 一勝一敗
6 拡大の責は何人ぞ
7 敢戦苦闘
8 フラルキ爆撃さる
9 第六軍の戦場統帥
10 骨を曝して
著者等紹介
辻政信[ツジマサノブ]
明治35年石川県生まれ。昭和6年陸軍大学卒業後大本営参謀となる。ノモンハン事件、マレー作戦、ビルマ作戦などを指揮、「作戦の神様」とうたわれた。敗戦直後、連合軍支配下のタイを脱出し、日中連携を企図して数年間、東南アジアや中国大陸を潜行した。その後、奇跡的帰国を果たし、昭和27年から連続4回衆議院議員に当選したが、昭和36年参議院議員として再び東南アジアに向かいラオス付近で行方不明になった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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寅次郎
3
巻末の遺書はなかなかでした。2009/12/15
uchi
2
勝つか負けるかというよりも、どうしてもこの戦いの目的が理解できない。2019/05/12
せいや
1
昭和14年ソ連との国境紛争であるノモンハン戦について、当時軍を指揮した日本軍人が残した手記を書籍化した一冊。従来ノモンハン戦は装備の遅れた日本軍が、ソ連の機械化軍団に蹂躙された国境紛争といわれていたが、ソ連崩壊後の資料開示により、ソ連軍の方が甚大な被害を被っていたことがわかっている。国境紛争レベルを越えた壮烈な戦闘叙述は圧巻。戦車に対して火炎瓶と手榴弾で挑んだ当時の帝国軍人は凄いとしか言いようがない。2016/12/23
dart
1
辻参謀、毀誉褒貶の評価が多い人ですが、流石に文章は優れて秀才といった印象です。戦史に興味のある方は是非お勧めします。2011/11/23