大川周明「獄中」日記―米英東亜侵略史の底流

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901622394
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0020

内容説明

戦前は日本、戦後はアメリカによって投獄された思想家の不屈。

目次

第1章 大川周明「獄中」日記(昭和十一年;昭和十二年)
第2章 米英東亜侵略史(米国東亜侵略史;英国東亜侵略史)
付章 日本二千六百年史「近代篇」(幕末日本の国難;明治維新;世界維新に直面する日本)

著者等紹介

大川周明[オオカワシュウメイ]
昭和戦前の国民に多大な影響を与えた思想家。明治19年、山形県酒田市生まれ。荘内中学(石原莞爾らを輩出)、熊本第五高等学校を経て東京帝国大学に入学、インド哲学を専攻。卒業後、拓殖大学教授などを務める一方、アジア解放・国家改造の実践に奔走、軍部に接近し、革新将校との結びつきを強めた。昭和7年、五・一五事件に連座し禁固五年の有罪判決を受け服役。昭和12年に出所すると、すでに勃発していた日中戦争から、さらに日米戦争へと突き進まんとする国家的気運の中で、アジア主義・日本精神復興を軸とする言論活動を精力的に展開、同14年にその集大成として『日本二千六百年史』を上梓するや、同書は官憲の弾圧を受けつつも、たちまち数十万部を売り尽くす大ベストセラーとなる。また日米開戦のへき頭、NHKラジオで連続十二回演説し、国民・将兵の士気を鼓舞した。このため、戦後、日本思想界の象徴とみなされ民間人ながら東条英機らと共にA級戦犯に指定されたが、精神疾患を理由に免訴、釈放された。その後、コーラン全文の翻訳に傾注し、完結。晩年は農村復興運動などにも従事、昭和32年、71歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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