内容説明
無作為化対照試験(RCT)の結果に基づく「欧米型証明医療」を実践している著者が、厚労省・巨大製薬会社・学閥などによる芸術的な情報操作の実態を暴露!蔓延する「早期発見早期治療神話」への疑問を呈し、癌検診の理不尽と現状打開への一石を投じた。
目次
日本列島に証明医療が定着
無作為化対照試験(RCT)と証明医療
医療という業界
厚労省・巨大製薬会社・学閥(官・業・学)の織りなす芸術的な(State of Art)情報操作
赤っ恥をかいた日本発の神経芽細胞腫検診
PSA検診は有害無益 前立腺癌検診の変遷
乳癌検診の実情 その前立腺検診への応用
患者を誑かせる「癌の前期」
がんの自然史から観た、癌検診の無理
命を取る(転移する能力のある)固形癌治療の効果判定
癌治療の歴史、ブレーク・スルー
医学雑誌の質
癌検診・治療における欧米の自浄化作用
漢方薬はインチキ?
不可解な常識、情報操作
著者等紹介
李漢栄[リカンエイ]
1980年北里大学医学部卒。1980~81年聖路加国際病院秘尿器科・病棟医。1981~84年北里研究所病院泌尿器科研修医(港区白金)。1984~85年北里大学病院(相模原市)。1985~90年ロチェスター大学(米・NY州)医学部、泌尿器科、研究員・助教授。1990~97年北里研究所病院泌尿器科(港区白金)。1994~98年名古屋石倉クリニック院長(美容外科・副業)。1997~02年南藤沢クリニック雇われ院長。2003年~リー湘南クリニック院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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