内容説明
戦後の「孤立」の中で、叛逆者たちの「美的エネルギー」を再現前させた『近代絵画』を解析し、『本居宣長』へ通底する批評文学を詳細に論じる。小林秀雄が乗り超えた“近代芸術”のアポリアを検証する力作批評集。
目次
『近代絵画』の“叛逆”
「ボードレール」と絵画の詩学
「モネ」と太陽光の詩学
「セザンヌ」と存在の音楽
「ゴッホ」の現実幻想
「ゴーガン」とピカソへの前奏曲
「ルノアール」とメチエ
「ドガ」と顔のない女体
「ピカソ」とロマン主義の超克
ボードレールと小林秀雄の異和〔ほか〕
著者等紹介
佐藤公一[サトウコウイチ]
昭和29年秋田県生まれ。昭和52年早稲田大学教育学部卒業。昭和57年北海道大学大学院修士課程修了。平成7年秋田大学教育学部非常勤講師。現在、秋田県立西仙北高等学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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