花はどこへいった―枯葉剤を浴びたグレッグの生と死

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花はどこへいった―枯葉剤を浴びたグレッグの生と死

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901510684
  • NDC分類 916
  • Cコード C0036

出版社内容情報

グレッグの癌は枯葉剤のせい?カメラを手に渡ったベトナムで見た被害者たちの生活、最愛の夫との死別を乗り越え岩波ホールなどで公開されたドキュメンタリー映画『花はどこへいった』を完成させる苦難の道程、―亡き夫への愛と鎮魂を籠めた書き下しノンフィクション。

1 突然訪れた最期
予期しなかった宣告/枯葉剤が原因?

2 七〇年代、京都で
ベトナム帰還兵/自由の風に乗って/韓国への旅/写真通信社の仕事

3 ベトナムへの帰還
フィリップ・ジョーンズ=グリフィスとの出会い/戦後ベトナムからのレポート/私のベトナム・カンボジア紀行/ベトちゃんドクちゃんを取材する

4 揺れ動くアジアを行く
地雷の国、カンボジア/クーデターとポル・ポトの死/不思議の国、北朝鮮/スー・チーさんへの単独インタビュー/中央アジアへ向かう視線

5 「9・11」以後の世界
アフガニスタンからの報告/グレッグの写真論と作品/中央アジア・ダイアリー

6 枯葉剤の実態をドキュメンタリー映画に
哀しみをのりこえるために/映画作りを学ぶ/枯葉剤の調査

7 ベトナム取材の衝撃
被害者たちに会う/元アメリカ兵の建てた施設/中部高原地帯の村/ツーズー病院「平和村」/ロンタン基地をさがして

8 『花はどこへいった』の誕生
パーソナル・レクイエム/試行錯誤の編集作業/アメリカでの追跡調査/あるベトナム帰還兵の回想

9 ベトナム再訪
裁判の結果/被害者たちのその後/新たな発見の旅へ

あとがき

内容説明

最愛の夫はなぜ急死したのか。哀しみを乗りこえ、ベトナム戦争の枯葉剤被害者を追って、愛と鎮魂の映画を完成させるまで。

目次

1 突然訪れた最期(予期しなかった宣告;枯葉剤が原因?)
2 七〇年代、京都で(ベトナム帰還兵;自由の風に乗って;韓国への旅;写真通信社の仕事)
3 ベトナムへの帰還(フィリップ・ジョーンズ=グリフィスとの出会い;戦後ベトナムからのレポート;私のベトナム・カンボジア紀行;ベトちゃんドクちゃんを取材する)
4 揺れ動くアジアを行く(地雷の国、カンボジア;クーデターとポル・ポトの死;不思議の国、北朝鮮;スー・チーさんへの単独インタビュー;中央アジアへ向かう視線)
5 「9・11」以後の世界(アフガニスタンからの報告;グレッグの写真論と作品;中央アジア・ダイアリー)
6 枯葉剤の実態をドキュメンタリー映画に(哀しみをのりこえるために;映画作りを学ぶ;枯葉剤の調査)
7 ベトナム取材の衝撃(被害者たちに会う;元アメリカ兵の建てた施設;中部高原地帯の村;ツーズー病院「平和村」;ロンタン基地をさがして)
8 『花はどこへいった』の誕生(パーソナル・レクイエム;試行錯誤の編集作業;アメリカでの追跡調査;あるベトナム帰還兵の回想)
9 ベトナム再訪(裁判の結果;被害者たちのその後;新たな発見の旅へ)

著者等紹介

坂田雅子[サカタマサコ]
1948年、長野県生まれ。京都大学文学部卒業。70年にグレッグ・デイビスと出会い結婚。夫のフォト・ジャーナリストとしての仕事を手伝いつつ、76年から写真通信社インペリアル・プレス勤務、のち社長となる。98年、IPJを設立し社長に就任。2003年、グレッグの死をきっかけに枯葉剤の映画を作ることを決意、アメリカで映画制作を学ぶ。04年から06年、ベトナムと米国で被害者家族、ベトナム帰還兵、科学者らにインタビュー取材、撮影を行なう。2007年、映画『花はどこへいった』を完成させ、東京国際女性映画際を皮切りに岩波ホールほか全国各地で上映(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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sasha

2
『母は枯葉剤を浴びた』を読んだのは中学生の終わりか高校生になりたての頃だったか。掲載されていた枯葉剤の影響を受け、死産した赤ん坊のホルマリン漬けの写真に衝撃を受けた。健康被害を受けたのはヴェトナムの人々だけではない。著者の夫であり、カメラマンであるグレッグ・デイビスは兵士として3年間、ヴェトナムへ派遣された。そこで浴びた枯葉剤が彼の命を奪ったのか。戦争が終わっても、終わらない被害があるんだ。2014/03/11

tecchan

1
2003年ひとりのフォトジャーナリストが55歳で亡くなった。青年時ベトナム戦争に従軍、多量の枯葉剤を浴びたことが原因ではないかと疑われている。この作品は、妻である著者が、戦争に反対し、その後のベトナムやカンボジアなど紛争地を取材した亡夫の記事や思い出をたどり、最後に自らベトナムを取材、枯葉剤の被害を訴えた手作りの映画製作にたどりつくまでを描いている。ベトナム戦争が終わって40年以上経ち、発展著しいベトナムで、いまだ戦争の傷痕が大きいことに驚く。2017/07/19

とても甘い

1
枯葉剤の怖さ。戦争の怖さ。命の尊さ。を考えさせられました。私の隣に当たり前にいるご主人と子どもの大切さを再度認識しました。

sanpou

0
病死したカメラマンの人から、枯れ葉剤の話へ進む。こわかった。

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