出版社内容情報
グレッグの癌は枯葉剤のせい?カメラを手に渡ったベトナムで見た被害者たちの生活、最愛の夫との死別を乗り越え岩波ホールなどで公開されたドキュメンタリー映画『花はどこへいった』を完成させる苦難の道程、―亡き夫への愛と鎮魂を籠めた書き下しノンフィクション。
1 突然訪れた最期
予期しなかった宣告/枯葉剤が原因?
2 七〇年代、京都で
ベトナム帰還兵/自由の風に乗って/韓国への旅/写真通信社の仕事
3 ベトナムへの帰還
フィリップ・ジョーンズ=グリフィスとの出会い/戦後ベトナムからのレポート/私のベトナム・カンボジア紀行/ベトちゃんドクちゃんを取材する
4 揺れ動くアジアを行く
地雷の国、カンボジア/クーデターとポル・ポトの死/不思議の国、北朝鮮/スー・チーさんへの単独インタビュー/中央アジアへ向かう視線
5 「9・11」以後の世界
アフガニスタンからの報告/グレッグの写真論と作品/中央アジア・ダイアリー
6 枯葉剤の実態をドキュメンタリー映画に
哀しみをのりこえるために/映画作りを学ぶ/枯葉剤の調査
7 ベトナム取材の衝撃
被害者たちに会う/元アメリカ兵の建てた施設/中部高原地帯の村/ツーズー病院「平和村」/ロンタン基地をさがして
8 『花はどこへいった』の誕生
パーソナル・レクイエム/試行錯誤の編集作業/アメリカでの追跡調査/あるベトナム帰還兵の回想
9 ベトナム再訪
裁判の結果/被害者たちのその後/新たな発見の旅へ
あとがき
内容説明
最愛の夫はなぜ急死したのか。哀しみを乗りこえ、ベトナム戦争の枯葉剤被害者を追って、愛と鎮魂の映画を完成させるまで。
目次
1 突然訪れた最期(予期しなかった宣告;枯葉剤が原因?)
2 七〇年代、京都で(ベトナム帰還兵;自由の風に乗って;韓国への旅;写真通信社の仕事)
3 ベトナムへの帰還(フィリップ・ジョーンズ=グリフィスとの出会い;戦後ベトナムからのレポート;私のベトナム・カンボジア紀行;ベトちゃんドクちゃんを取材する)
4 揺れ動くアジアを行く(地雷の国、カンボジア;クーデターとポル・ポトの死;不思議の国、北朝鮮;スー・チーさんへの単独インタビュー;中央アジアへ向かう視線)
5 「9・11」以後の世界(アフガニスタンからの報告;グレッグの写真論と作品;中央アジア・ダイアリー)
6 枯葉剤の実態をドキュメンタリー映画に(哀しみをのりこえるために;映画作りを学ぶ;枯葉剤の調査)
7 ベトナム取材の衝撃(被害者たちに会う;元アメリカ兵の建てた施設;中部高原地帯の村;ツーズー病院「平和村」;ロンタン基地をさがして)
8 『花はどこへいった』の誕生(パーソナル・レクイエム;試行錯誤の編集作業;アメリカでの追跡調査;あるベトナム帰還兵の回想)
9 ベトナム再訪(裁判の結果;被害者たちのその後;新たな発見の旅へ)
著者等紹介
坂田雅子[サカタマサコ]
1948年、長野県生まれ。京都大学文学部卒業。70年にグレッグ・デイビスと出会い結婚。夫のフォト・ジャーナリストとしての仕事を手伝いつつ、76年から写真通信社インペリアル・プレス勤務、のち社長となる。98年、IPJを設立し社長に就任。2003年、グレッグの死をきっかけに枯葉剤の映画を作ることを決意、アメリカで映画制作を学ぶ。04年から06年、ベトナムと米国で被害者家族、ベトナム帰還兵、科学者らにインタビュー取材、撮影を行なう。2007年、映画『花はどこへいった』を完成させ、東京国際女性映画際を皮切りに岩波ホールほか全国各地で上映(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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