スプーと死者の森のおばあちゃん―スプーの日記

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スプーと死者の森のおばあちゃん―スプーの日記

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  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901510363
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

日本発のスピリチュアル・ファンタジー!
誰も知らない不思議な町で、毎日魔術の勉強をつづけるスプー。
ある日、スプーは、死者の森に住むおばあちゃんに会いに行った
おばあちゃんは優しくスプーを迎えたが、何かが変だった。
それが魂の冒険の始まりだったのだ。


著者からのコメント:

不思議の国の『スプーの日記』  なかひら まい  (PR誌「トランスビュー№10」より」
 
『スプーと死者の森のおばあちゃん』の主人公スプーは、誰も知らない小さな国で、魔術師をめざして修行中だ。スプーは、体外離脱をして、死の世界へ出かけたり、森の中にいる精霊を見たりする。 死の世界では、死んだおばあちゃんに会って、話をしたりもする。そんなスプーの摩訶不思議な日常を、日記とイラストを交え、ブログで連載していたものを一冊にまとめたのがこの本だ。

現実の生活に振りまわされている現代人には、死の世界や精霊なんて、ファンタジーの産物と映るかもしれない。そういったものは、ファンタジーとして楽しむもので、現実ではない、という人もいる。
しかし、実際に心に残るのは、情報よりもイメージだというのも、また事実だ。

たとえば、テレビをつけると、カフェや小綺麗なホテルや、アパレルの映像が、怒濤のように流れている。東京で暮らしていると、そういった場所になんとなく足を運ぶこともある。 ただ、足を運んだからといって、お店の名前や場所を正確に覚えているわけではない。しかし、お店の雰囲気や、人混みの喧噪の中を歩いた印象は残っている。お店の名前や場所などの細かい情報は意外と記憶に残らないが、イメージはより長く心にとどまることになる。情報よりもイメージの方が、人にとっては、現実的であるのだ。
死の世界や精霊、妖怪、神々、怨霊なども、同じことだ。それらは不可視なものだが、心の中にはっきりとしたイメージを思い浮かべることができれば、それもまた、その人にとっては現実なのだ。

一昔前には、妖怪や妖精を見る人が当たり前にいたことを、ご存じの方も多いだろう。現代でも、怪異の体験談は数多く報告されている。
たとえば、よくある怪談に、手の幽霊がある。不気味に手だけが現れ、窓ガラスを叩いたりするのである。手の幽霊は、恨みや悲しみが手のイメージとなって、一人歩きしたように映る。心の中に浮かんだ幻覚のような気もする。もちろん、 幽霊は、心の奥に潜む恐怖の感情の具現化であるともいえる。それはそれで、間違いではない。しかし見る人にとっては、空想を超えて、現実化している。そして、そのイメージを心でとらえた瞬間に、その人にとって、それは現実のものとなる。
 中村雅彦氏の『呪いの研究』(トランスビュー)では、現代でも四国に実在する、シャーマン(拝み屋)の実態と、神仏に関わる人々の想いや苦悩が、心理学や民俗学などの視点から、詳細に描かれている。不思議なものたちと現実は、そうやって地続きで繋がっているのだ。

スプーの世界で描かれている魔術師とは、精霊や魔物や神々など、心の奥にある不可視のイメージを現実のものと捕らえ、格闘する人々のことである。彼らは、死んだ者と対話をしたり、タリズマン(護符や呪文で異世界と渡りあう。『スプーと死者の森のおばあちゃん』はファンタジーではあるが、単なる想像の産物ではない。主人公のスプーは、精霊たちや神々など不思議世界の住人を通して、自分自身と向かい合っているのである。
『スプーと死者の森のおばあちゃん』を通して、読者がもうひとつの現実を発見できれば面白いと思う。情報という表層のフィールドから踏み込んだ心の中の現実を、この物語を通して認識し、楽しんでもらえれば、作者としては本望だ。
(なかひら まい/作家)

内容説明

魔術の修行は、自分の心の奥への旅だ。わたしは魔術師になって、おばあちゃんを救い出しに行く!人気ブログから生まれた日本発のオリジナル・ファンタジー。

著者等紹介

なかひらまい[ナカヒラマイ]
1970年生まれ。セツ・モードセミナー卒業後、雑誌、書籍、インターネット、CDジャケットなど多くの媒体でイラストレーターとして活躍。現在、STUDIO M.O.G.取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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はるま

15
図書館の除籍本で2巻のみ頂いた(しかなかったんだけど) で、面白かったので、すぐにメルカリで1巻と3巻を1000円で購入 遡り読書です 主人公の名前はスプー 魔術の修行を積みながら この世でない死者の森のおばあちゃんに会いに行く旅を決行します がその世界はどうやら危ない様子で、スプーはなんとか助けて出そうと奮闘します まだまだ魔術師としては半人前なんだけどね そんなスピリチュアルなファンタジーです 「夢で見たことは意味不明でとりとめがなく、理由もわからなけれど、心の中にある何かを意味している」〜引用 続く2022/03/08

あきら

1
魔法の修行を続けるスプーの物語。 ブログから生まれた小説。 横書きだったり、 連載時のイラストが入っていたりと、 ブログの雰囲気を出そうという意図かもしれないが、 文章が短文表現が多く、 横書きということも手伝って、読みにくい。 非常に、苦労して読みました。 最近無視されがちな“魔法への畏怖”というか、 憧れというか、ルールというか、 そういうものはしっかり感じたので、 もったいなかった。 手段として扱われて、 魔法が、手品や、超能力みたいになってしまうと、 もう、リアリティ2010/08/01

sa-ki

0
装幀がクラフト・エヴィング商會だったので読んでみたけど、絵も話も私には合わなかった。2008/07/16

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