昭和二十一年八月の絵日記

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昭和二十一年八月の絵日記

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  • サイズ B5判/ページ数 62p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784901510011
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0036

出版社内容情報

失われた言葉づかい、季節の移ろいを捉える繊細な感受性。
懐かしい家族の情景、遊び、学校、夏祭り・・・
子どもの鋭い眼と巧みな手によって、敗戦後一年目の夏がよみがえる。

〈養老孟司・解説より〉
 いまでは、そういう時代もあった、というしかない。
 この日記がかかれた年に、私は著者より二つ年下で、小学校三年生だった。だからというべきか、ところがというべきか、この時代の記憶は 鮮明に残っている。些細な違いを言い立てるなら、昭和二十一年に、私の家では、母親がデパートに買い物に行ったりすることはなかった。デ
パートなどというものが、この世にあるという知識も関心も私にはなかった。母は開業医で忙しかったから,それも当然であろう。しかも鎌倉 の町の中でも、牛馬がまだ多かった。本を読みながら歩いていて,何かにぶつかったからと頭をあげると,目の前に馬の長い顔があった。飼い
葉桶につまずいたのである。いまとなっては、そんな出来事が私の人生にあったとは、ほとんど信じがたい。
 この日記を見ていると, 過去のさまざまなことが思い出されてくる。この時代から考えると現代は・・・

内容説明

失われた言葉づかい、季節の移ろいを捉える繊細な感受性。懐かしい家族の情景、遊び、学校、夏祭り…子どもの鋭い眼と巧みな手によって、敗戦後一年目の夏がよみがえる。

著者等紹介

山中和子[ヤマナカカズコ]
1935年、神戸市に生まれる。昭和19年(1944)9月より学童集団疎開で岡山県落合町へ。翌20年(1945)6月、神戸の家が空襲で罹災のため疎開地を去り、丹波地方に遠縁を頼り母親と二人で転居。同年8月終戦を迎え、翌昭和21年(1946)神戸の高羽小学校へ戻る。鷹匠中学校、県立神戸高校に在学中の6年間、新制作派協会の小松益喜氏にデッサン、油絵の指導を受ける。1959年、女子美術大学芸術学部洋画科を卒業。1960年より岡山県に在住

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年鎌倉生まれ。東京大学医学部教授を経て現在、北里大学教授。人と世界の見方に根本的な転換を迫る「唯脳論」を唱え、その衝撃は『解剖学教室へようこそ』(筑摩書房)、『中学生の教科書』(共著、四谷ラウンド)、またTVの昆虫採集番組などを通して年少の世代にも伝わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あや

3
1946年の小学五年生女子の絵日記。当時の絵日記をそのまま見れる機会などなかなかなく、貴重な本だと思う。絵がものすごく上手いと思ったら、その後美大に進学される方だった。両親や親族への敬語、旧字体の漢字などしっかりしていて、今の小学生よりもものすごく学ぶことが多かったのだろうと伺わされる。パンの浸透ぶりや、解説の養老氏の個人的経験との比較もまた興味深い。8月に読めてよかった。2023/08/06

がんぞ

2
「來」「學」「晝」「茎」「從」「戰」のみならず、「乗」「帰」「傳」ももっとこみいった正字で書かれている(活字は簡略化した字体)。敬語も丁寧。「伏見宮博恭王殿下薨去」特筆、皇室に関心が高い/戦中より戦後のほうが食糧事情が悪い。「でも戦闘機銃撃がないから外で遊べるのは良かった」(他書)戦後に恨みを残すようなことをしたアメリカは日本を絶滅させるつもりだったのか。農産物自作のこと、「パンの代用配給」米ばかり食べているとバカになると言ってくれたな/解説の養老孟司は「子供は自然に属するもの」人工環境は不自然と持論展開2018/09/16

レモンケーキ

2
NHKでたまたま紹介されているのを目にして、とても手に取ってみたくなりすぐに読みました。クレヨンの色合いのステキな絵と、手書きの夏休みの日記そのままの本です。昭和21年の夏、懐かしい昭和の感じと、戦後の食べ物はあまりないけれど、不幸だとも感じないという、生活感がなんとも言えず、とても良かった。やっぱり手にして読んでみて良かったです。2018/08/25

ほっそ

2
偶然図書館で見つけましたけど、いろんな意味でいい本だと思います。2009/01/16

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