内容説明
研究者・技術者や新事業開発にかかわる文系社員が対象。創造的研究開発を効率よく行い、短期間で成功事業に導く基礎知識と方法論を学ぶ。新素材・新技術の発見・発明からビジネスとして成功するまでには、どれくらいの時間がかかり、その途中で待ち構えるリスクにどのように対処するか、を読み物的にまとめた、研究から事業化までのロードマップの書。
目次
第1部 研究開発戦略(科学は富の源泉、市場も富の源泉;新素材の発明から社会定着までの時間;新薬開発にみるリニアモデルと研究開発マネジメント;研究テーマ設定の考え方;技術ロードマップと技術予測;研究開発と特許出願;特許出願と「捏造データ」;文系のための材料開発特論)
第2部 事業化戦略(事業化における「死の谷」と時間短縮;発明の対価;材料競合と事業化;太陽電池と超長期戦略;材料開発とマーケティング;事業化と時間感覚;イノベーションと新素材とデザインクオーツ腕時計の場合)
著者等紹介
下斗米道夫[シモトマイミチオ]
1965年東京大学工学部冶金科卒業。1970年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士。東京大学工学部助手、助教授を経て、1986年川崎製鉄(株)(現JFEスチール(株))入社。1990年同社技術研究本部新素材研究センター所長。2002年同社退職。1997‐2007年千葉大学大学院電子工学科客員教授。現在、芝浦工業大学MOT大学院講師、東京理科大学基礎工学部講師、雑誌『金属』編集長、MOT研究所代表。専門は材料化学、新素材MOT論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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