内容説明
他の加熱形式では不可能に近い急速加熱・冷却や精密な温度制御が可能な「赤外線イメージ炉」。本書の第1章では、赤外線ランプと反射面の組み合せによる多くの種類の赤外線イメージ炉とその加熱法、標準的な性能が紹介されている。第2章ではいろいろな分野での赤外線イメージ炉の特長を生かした応用例が示されている。第3章ではユーザの方々による赤外線イメージ炉の実際に使用した研究成果の報告が各分野にわたって集録されている。
目次
第1章 赤外線イメージ炉とはなにか(赤外線ランプ;反射面体;赤外線イメージ炉の仕様 ほか)
第2章 赤外線イメージ加熱の応用(半導体・電子材料への応用;金属材料の熱処理への応用;高温材料試験への応用 ほか)
第3章 赤外線イメージ炉を用いた研究報告集(半導体・電子技術への応用;薄鋼板の熱処理技術への応用;高温材料試験への応用 ほか)
著者等紹介
小岩昌宏[コイワマサヒロ]
昭和34(1959)年東京大学工学部冶金学科卒業。昭和39(1964)年東京大学大学院博士課程修了。工学博士。昭和39(1964)年東北大学講師、金属材料研究所。昭和54(1979)年東北大学教授。昭和60(1985)年京都大学教授工学部。平成12(2000)年京都大学名誉教授。専門は材料物性、格子欠陥、拡散、内部摩擦
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