内容説明
進化の旅。生命の仕組みの巧緻とダイナミズムに触れる歓喜。小説家をめぐる読書の旅から浮かび上がる彼らの素顔。鴎外の孤高、芥川の狂気、漱石の憂鬱…、近代日本のメランコリア。眼前に広がる古代中国大陸は、今、将に戦乱のさなか、司馬遷が描く二つの太陽とそこに群がる男たち。サイエンスエッセイ。
目次
続・密室―母に包まれて(無常;金魚;水屋敷 ほか)
盆栽歳時記―進化と遺伝(バナナ;つばき;さくら ほか)
鴎外と芥川(韜晦する鴎外;森鴎外と松本清張;杜子春 ほか)
ほんのうらばなし(日本百名山;椿姫;猿の手 ほか)
楚漢春秋(司馬遷が『史記』を書き上げる;中国は、統一と分裂をくりかえす;楚漢時代を、とりあえず俯瞰してみる ほか)
著者等紹介
増崎英明[マスザキヒデアキ]
国立大学法人長崎大学理事(病院担当)、長崎大学病院病院長、長崎大学大学院産婦人科学講座教授。1977年、長崎大学医学部卒業。1999年10月、ロンドン大学留学。2006年8月、長崎大学医学部産婦人科学教授。2014年10月、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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