内容説明
認知症―言葉でくくられていくいのち。高齢長寿社会に出現したもう一つのいのちのステージ。対峙せざるをえないもう一つのいのちのかたち。いま、私たちはその受けとめ方を問われている。
目次
身寄りになること(「からだことば」から「いのちことば」へ;『グリム童話』「寿命」;「養生訓」の中の寿命;五官;老揺)
還りのいのちのステージ(いのちの深さ;生命の進化の過程をたどる;寄り辺なきいのち;身寄りになる)
「宅老所 よりあい」の世界(いのちの最終章;最後の余白;逝く力 看取る力;家に帰る;ぼけてもいいよ;「よりあい」に流れる時間)
著者等紹介
米沢慧[ヨネザワケイ]
1942年、島根県奥出雲町出身。早稲田大学教育学部卒。評論家。岡村昭彦の会世話人。現在は「AKIHIKOゼミ」をはじめ、看護・医療、いのちを考えるセミナーを東京、神奈川、埼玉、長野、静岡等で主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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