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シリーズ・古典転生
ジョルダーノ・ブルーノの哲学―生の多様性へ

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  • サイズ A5判/ページ数 227p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784901477925
  • NDC分類 132.5
  • Cコード C1010

内容説明

トマス・アクィナスにの厳密さとルネ・デカルトの明晰さのはざまに生まれ落ちたジョルダーノ・ブルーノは、はたして近代科学の先駆か、それとも古代呪術の末裔か。ブルーノが開いた“近代”を生の多様性の発見として再評価し、たえず変化し続ける動的関係に充ち満ちた“無限宇宙”の哲学を読み解く。ジェイムズ・ジョイスの二篇のエッセイ「ブルーノ哲学」「ルネサンスの世界文学的影響」の新訳を附す。

目次

序章 ジョイス―憐れみの感覚
第1章 ディオ・デ・ラ・テッラ―人間と動物
第2章 セラピス―感情と時間
第3章 コヘレト―無知と力
第4章 ペルセウス―善悪と共生
第5章 ヘレネ―芸術と創造
第6章 アクタイオン―生死と流転
終章 ブルーノ―生の多様性

著者等紹介

岡本源太[オカモトゲンタ]
1981年生まれ。専門は哲学、美術史、思想文化論。現在は関西大学、京都造形芸術大学非常勤講師。京都大学博士(人間・環境学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pyidesu

0
要するに、ブルーノとはヘラクレイトスだったのか? 人間は動くリキッドでしかない。2020/11/28

masanari

0
ブルーノの生涯をたまたま知る機会があり、彼の生き様がとてもかっこよかったので、思想も知ってみたいと思い入門書として本書を読んだ。真善美の多様性を重視した点は確かにキリスト教では嫌われただろう。けれども安易な相対主義に陥ることなく考え続けることを説く。宗教は民衆を導く道徳であるから必ずしも真理を言う必要はない。だから真理を追求する哲学と折り合うことも可能だという箇所が腑に落ちた。2019/07/19

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