シリーズ・古典転生<br> 構造と生成〈1〉カヴァイエス研究

シリーズ・古典転生
構造と生成〈1〉カヴァイエス研究

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  • サイズ A5判/ページ数 263p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784901477895
  • NDC分類 410.1
  • Cコード C1010

内容説明

数理哲学者としてフランス・エピステモロジーの礎を築き、ナチス占領期にレジスタンスの闘士として銃殺されたジャン・カヴァイエス(1903‐1944)。彼の先駆的業績をその“概念の哲学”のうちに見出し、現代的再評価への扉を開く、俊英による渾身の力作。

目次

序論 「操作」というテーマについて
第1章 カヴァイエスの哲学史解釈と操作概念
第2章 ブラウアーの直観主義と操作概念
第3章 ヒルベルトの公理的方法と概念の哲学
第4章 操作と概念の弁証論的生成
第5章 真理の経験と現象する知性としての数学
第6章 概念の哲学とモノの認識論
結論 「概念の哲学」の未来に向けて

著者等紹介

近藤和敬[コンドウカズノリ]
1979年生まれ。2008年、大阪大学人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間科学)。龍谷大学非常勤講師。大阪大学コミュニケーションデザイン・センター招聘研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Bevel

1
意識とも知覚とも区別される新しい領域を、操作と概念を用いて切りだしてくる。このことがまず根本的に新しいと思う。そして、この本が示しているのは彼の目論見のほんの一部にすぎない。たとえば操作概念は、規定可能性の問題を通して、カントの理念と結び付き、ドゥルーズの存在論の中で暴れ狂うことになる。このことを示す「ドゥルーズ=ガタリの現在」所収の論文もぜひ合わせて読んでみてほしい。2012/03/08

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