シリーズ・古典転生<br> 具体的なものへ―二十世紀哲学史試論

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シリーズ・古典転生
具体的なものへ―二十世紀哲学史試論

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  • サイズ A5判/ページ数 347p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784901477734
  • NDC分類 133.9
  • Cコード C1010

内容説明

ジェイムズ、ホワイトヘッド、マルセル…20世紀前半の西洋哲学に大きな足跡を刻んだ三者を論じ、知の現代が“具体的なものへ”向かう思考の運動としてはじまったことを明らかにした古典的名著。

目次

第1部 書簡集によるウィリアム・ジェイムズ(青年期の手紙‐ブラジル旅行―帰国一八四二~一八六七年;ドイツ旅行―ケンブリッジへ帰る一八六七~一八七三年;二度生まれた魂一八七〇~一八七三年 ほか)
第2部 ホワイトヘッドの思弁哲学(ホワイトヘッドの一般的態度;科学的唯物論の形成、その学説にたいする批判;空間と時間 ほか)
第3部 ガブリエル・マルセルの形而上学日記(精神の理論;感覚の理論;愛の理論 ほか)

著者等紹介

ヴァール,ジャン[ヴァール,ジャン][Wahl,Jean]
フランスの哲学者。1888年5月25日にマルセイユで生まれ、1974年6月19日にパリで没す。1936年から1967年までソルボンヌ大学教授。その間、ユダヤ人強制収容所を体験し、アメリカにも亡命している。ヘーゲル、キルケゴール、英米多元論哲学、ドイツ実存哲学など、他国の思想を積極的にフランスへ導入した先駆者であり、市民に開かれた哲学の場「コレージュ・フィロゾフィック」を創立した教育者であり、詩人でもある

水野浩二[ミズノコウジ]
1952年生まれ。北海道大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、札幌国際大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Bevel

5
『精神現象学』の出発点として具体的なものを別の仕方で捉え直す可能性を提示する試み。主体が対象を従属させることで絶対者となるヘーゲル哲学とは異なり、主体と対象(具体的なもの)の出会いにこそ焦点を向ける三つの傾向を問題にする。個人的には、ジェイムズはヘーゲルの理論に対して守るべきもの(個人的な価値観、努力)を選び取ること、ホワイトヘッドの自然全体として出来事、マルセルの「私はあることはできないがもつことはできる」ということ、経験的なもののうえで別の仕組みで働く「愛の理論」という着想が印象に残った。2014/12/07

シンゼン

0
具体的なものへ、デカルト-ヒューム-カントの主観的条件から客観性を導き出す哲学を転倒し、自然の切り分け、出来事から立ち現れるものを追求する哲学者としてウィリアム・ジェイムズ、ホワイトヘッド、マルセルを解説する。 ジェイムズは書簡から生涯を辿るという方向で、気鬱、ルヌヴィエ、イギリス理想主義(アレクサンダー)、ベルクソンが彼の哲学を形作っていることを理解させてくれる。ベルクソン以外はジェイムズに結びついてなかったので発見的。自分ごとだが日に日にルヌヴィエの存在感。ヴァール-ホワイトヘッドはドゥルーズに繋がる2024/08/07

砂糖 翠

0
英米多元論では描かれなかったホワイトヘッドやマルセルが加わった著作。ジェイムズについては、引用が書簡に限定して叙述されているため、『英米多元論』を読んで補完するとより良い。どの思想家も、具体的なものに接するなかで、単に一元主義に反対するわけでもなく、多元論と一元論の間で常に揺れ続けていた。その揺れ動きに伴う緊張感は保っていきたいところ2019/01/13

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