内容説明
ジェイムズ、ホワイトヘッド、マルセル…20世紀前半の西洋哲学に大きな足跡を刻んだ三者を論じ、知の現代が“具体的なものへ”向かう思考の運動としてはじまったことを明らかにした古典的名著。
目次
第1部 書簡集によるウィリアム・ジェイムズ(青年期の手紙‐ブラジル旅行―帰国一八四二~一八六七年;ドイツ旅行―ケンブリッジへ帰る一八六七~一八七三年;二度生まれた魂一八七〇~一八七三年 ほか)
第2部 ホワイトヘッドの思弁哲学(ホワイトヘッドの一般的態度;科学的唯物論の形成、その学説にたいする批判;空間と時間 ほか)
第3部 ガブリエル・マルセルの形而上学日記(精神の理論;感覚の理論;愛の理論 ほか)
著者等紹介
ヴァール,ジャン[ヴァール,ジャン][Wahl,Jean]
フランスの哲学者。1888年5月25日にマルセイユで生まれ、1974年6月19日にパリで没す。1936年から1967年までソルボンヌ大学教授。その間、ユダヤ人強制収容所を体験し、アメリカにも亡命している。ヘーゲル、キルケゴール、英米多元論哲学、ドイツ実存哲学など、他国の思想を積極的にフランスへ導入した先駆者であり、市民に開かれた哲学の場「コレージュ・フィロゾフィック」を創立した教育者であり、詩人でもある
水野浩二[ミズノコウジ]
1952年生まれ。北海道大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、札幌国際大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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