目次
特集 アニメーションのマルチ・ユニヴァース(対談 『アニメ・マシーン』から考える;インタビュー「交わらぬはずの視線が交わるとき…」;アメリカの初期アニメイティッド・カートゥーンの「立体感」 ほか)
論文(「動き」の美学―小津安二郎に対するエルンスト・ルビッチの影響;テクスト、情動、動物性―ジャン・ルノワールとルイ・ジュヴェの演技論をめぐって;象形文字としての身体―マラルメ、ニジンスキー、アルトーにおける運動イメージ概念をめぐって ほか)
書評(無限に可塑的なる生―岡本源太『ジョルダーノ・ブルーノの哲学‐生の多様性へ』書評;絵画と近代化の徴―石谷治寛『幻視とレアリスム‐クールベからピサロへ 近代フランス絵画の再考』書評;絵画‐書物‐文学ブルーノ・シュルツを蘇らせるために―加藤有子『ブルーノ・シュルツ‐目から手へ』書評 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷほは
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『アニメ・マシーン』は正直食指が動かなかったが、ポール論文のロトショップについての論考は国内では貴重だと思われるので、思い切って梅田丸善ジュンクにて購入。キアヌ主演の「A Scanner Darkly」はディックの小説原作で、今日の観点からも監視社会論として興味深い論点を提起するだろうが、残念ながら未視聴。ロトスコープとロトショップの違いも分かって有益ではあった。またレスリー論文におけるベンヤミンがミッキーマウスについて書いた断片についての論考も中々読ませる。巻末の書評にプラハ論があるのも私的に拾い物だ。2016/01/03
砂糖 翠
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ドゥルーズを引用した「動き」の話や、イタリア式本読みにまつわるテクストと身体の話は非常に面白かった。2015/01/15
みみ
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理解するには知識不足。それでもアニメーションの中には不思議な矛盾がひしめいていることが感じ取れて、もやもやだけどわくわく。2014/01/10