内容説明
執拗につきまとう敵対幻想を克服し、開かれた普遍的な友愛の条件を模索する試み。カール・シュミットやデリダ、ハーバーマスらの政治思想の成果をふまえ、民主主義の根幹を問い直しつつ、個人の単独性と万民の平等をともに尊重する、来たるべき政治のダイナミズムを透視する。
目次
此岸と彼岸における敵たち―ラディカル化
友愛―解放についての試論
著者等紹介
デュットマン,アレクサンダー・ガルシア[デュットマン,アレクサンダーガルシア][D¨uttmann,Alexander Garc´ia]
1961年バルセロナ生まれ。イギリス・ミドルセックス大学教授(西欧現代思想)
大竹弘二[オオタケコウジ]
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻相関社会科学博士課程在籍
清水一浩[シミズカズヒロ]
1977年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論博士課程在籍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。