小説の一行目

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  • サイズ B40判/ページ数 327p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901460286
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0093

出版社内容情報

昭和10年から開始された芥川賞、直木賞の全受賞回作品300の一行目だけを収録。たった一行の物語として楽しむもよし、想像して二行目を書いてみるもよしの、余白を楽しむことのできる構成で、読書の秋に自信を持ってお勧めできる一冊です。

本書はこれまで小説を選ぶ際に基準となっていたタイトル、作家、出版社……。ここではそれらに加わる新しい基準として「小説の一行目」を提案しています。一行目を書き写したり、二行目を書いてみたり、新しい小説の楽しみ方を発見してください!

内容説明

昭和十年から平成十八年上半期までの芥川賞、直木賞の一行目。全受賞回作品三〇〇作収録。

目次

『やまあいの煙』重兼芳子・昭和54年上半期芥川賞
『運転士』藤原智美・平成4年上半期芥川賞
『愚者の夜』青野聰・昭和54年上半期芥川賞
『柔らかな頬』桐野夏生・平成11年上半期直木賞
『帰郷』海老沢泰久・平成6年上半期直木賞
『演歌の虫』山口洋子・昭和60年上半期直木賞
『ゲルマニウムの夜』花村萬月・平成10年上半期芥川賞
『星々の舟』村山由佳・平成15年上半期直木賞
『王妃の離婚』佐藤賢一・平成11年上半期直木賞
『熟れてゆく夏』藤堂志津子・昭和63年下半期直木賞〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白パラガス

30
昭和10年から平成18年までの芥川賞と直木賞受賞作品の「一行目だけ」が掲載された本です。贅沢にも1ページに1作品、書き出しの文章ひとくだりのみ。それ以外はすべて余白、作品名すら書かれていません(最後の方にまとめて記載されています)。掲載の順番はコンピュータによるランダム並列を採用しているとのことで、サークルではこの本を使って、一人が適当なページを開き、そこに書かれている書き出しが芥川賞か直木賞かを当てるゲームをみんなでやりました。思いのほか当たるものですね笑。2019/07/15

ベガ@あやめ

15
芥川賞、直木賞受賞作品の冒頭一行目を並べただけの簡素な本。でも、本好きとしてはそれだけで満足できるのが不思議だよね。この一文からどうやって伝えるのかな…と疑問に思うのが多くておもしろかった2015/12/09

朱邑

7
『余白は十分にあります。この先はあなただけの出来事です。』(はじめに、より) 芥川賞、直木賞受賞作品の一行目だけを掲載した本。一行といっても、一単語の短いのもあれば、すごく長文のものまで様々。 巻末に「付録」として本書の使い方例も載っていて、こういう楽しみ方もあるのかと面白い。 全部は難しそうだけど、今後いくらかでも触れられたらいいなと思った。2017/05/02

ゆい

5
一行目は素敵だけど、やっぱりそれだけではその本の良さを味わうとは言えないかな。やっぱり最後のあとがきまで読んで、表紙を味わってこそだと思いました。でも皆様俊悦な書き出しだこと!2014/12/10

ちゃありぃ

4
平成18年までの芥川賞、直木賞の最初の一行目だけが書いてある本。ちょっと前に、新宿の紀伊国屋さんで、本の表紙にまくらだけが書いてあり、それを見てお客は買う。というイベントをやっていたのを思い出した。いや、あり。だなぁと思いましたよ。2013/02/17

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