出版社内容情報
エニックスは、ただのゲームソフト会社ではなかった。市場規模500億円を超える人気ゲームソフト「ドラゴンクエスト」の秘密とは。
一章「試行錯誤の時代」
どんな分野でもいいから、日本一になる/アメリカ・アジア放浪/初めての株式会社設立/コンピューター・ビジネスとの出会い
二章「エニックス誕生」
新たな事業はゲームソフト/ゲームプログラムコンテスト/「ドラゴンクエスト」発売/株式店頭公開へ
三章「新たな事業展開へ」
百億円の仕事を考える/ニーズを徹底的に分析する/インド、中国を射程に/勝負師・福嶋康博/ソフト会社「トライエース」
四章「世界市場への戦い」
ドラクエ、プレステ2へ/世界を目指すスクウェア/直販体制のスタート/ミリオンセラーの壁
五章「更なる挑戦へ向けて」
アメリカ市場へ再進出/大手三社の協同戦略/インターネットゲームの未来/永遠のベンチャー精神
現スクウェア・エニックス会長、福嶋康博氏の人物伝。
内容説明
市場規模500億円を超える人気ゲームソフト「ドラゴンクエスト」の秘密!新世紀を迎え、更なる飛躍を目指すエニックスの挑戦とは。
著者等紹介
大下英治[オオシタエイジ]
1944年、広島県生まれ。広島大学仏文科卒業。大宅マスコミ塾、週刊文春記者を経て、1981年『小説電通』で作家デビュー。以後、『小説田中軍団』『孫正義起業の若き獅子』『小説山一証券崩壊』など、ドキュメント小説という手法で数々の話題作を発表し続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kumakky
0
とっても良い「経営指南書」であり、とってもおもしろい「ドキュメント」です。海外放浪からタウン誌、住宅情報誌の発行、持ち帰りすし店の経営まで、とにかくニーズのありそうな事に果敢にチャレンジする福嶋さんには呆気にとられると同時に、こういう人を本当の起業家というのかと思い知らされる。またドラクエ1発売までの、当時関わった人たちの熱気は読んでいてゾクゾクするくらい引き込まれます。2001年と古い本だけど、瞬く間に読了。◎です。2011/06/21
popo
0
エニックス創立者、福嶋康博さんの生い立ちから合併手前あたりに至るまでの話。アグレッシブなエピソードあふれる一冊。面白い!2006/10/07