内容説明
拓郎、キャロルからGS、島倉、ゴジラまで―。「昭和大衆歌謡考」シリーズ、最終巻!「昭和」という時代に国民が熱狂したレコード盤を追いかけていくと、今の日本人が失くしてしまったさまざまなものが見えてくる。
目次
ビートルズとGS消滅の喪失感を忘れさせた、拓郎とキャロルの輝き
永ちゃんのユニーク英語が生んだ、「キャロル」唱法の斬新さ
全曲英詞オリジナル!アルバム『走り去るロマン』の衝撃
元・英語教師ゆえの職人芸、遅咲き作詞家・井田誠一の功績
ゴールデン・カップスで味わう、ツインボーカルの極致
GSの「貴公子世界」を決定づけた、「青い目とハレルヤ」の刷り込み
シンプルさで勝負する、鈴木邦彦メロディーの秘密
アクセント軽視とともに失われた、歌詞が内包するメロディー
「ゴジラ、ゴジラ、ゴジラが来た、ゴジラ」―群衆の叫びが聞こえますか
昭和三〇年代を駆け抜けた、「乙女と怪獣」の接点〔ほか〕
著者等紹介
堀井六郎[ホリイロクロウ]
昭和27年(1952)、東京都出身。慶応大学文学部卒。25年以上にわたる出版社勤務を経て、編集者・ライター・経営者の三つの顔を持つ。大学在学中は軽音楽サークルに属し、ベースと編曲を担当。作曲者としての代表作に『広小路慕情』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。