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30年後の「大学解体」

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  • サイズ A5判/ページ数 120p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784901391283
  • NDC分類 377.04
  • Cコード C0030

内容説明

牧野剛は全共闘「原人」である。彼は敗戦とともに生まれ、目覚ましい経済復興と「民主主義」教育の中で育った。全共闘運動は「戦後の完成の証し」と語り、戦争を記憶し、国をつくる志に燃えた60年安保のエリート世代の闘いとは一線を画す。大学の大衆化と団塊のパワーを背景に、全共闘は教育を社会を語った。「大学解体」「自己否定」、そのスローガンには広範な問題提起があった。東京と京都に挟まれた名古屋で、牧野たちはユニークな闘いを続けた。しかし敗北した。その後、彼はプロの「テスト屋」になった。予備校の教壇から教育を、制度を、子どもたちを見続け、予備校生とデモにも出かけた。全共闘運動から30年、皮肉にも「大学解体」は進行している。当時の闘いを語り伝え、教育の現場から解体の意味を問い直す。

目次

全共闘運動は「戦後の完成」の証しである
恵那の気質が生きている
大学解体は、ここまで進んだ

著者等紹介

牧野剛[マキノツヨシ]
1945年岐阜県生まれ。名古屋大学文学部卒。名古屋・東海地区の全共闘運動の指導者として活躍。現在、河合塾講師。独創的なアイデアと手法で塾の全国展開を進め、衛星受講システムも確立。84年の共通一次試験問題を適中させる。95年には、反五輪・反管理教育・反万博を掲げて愛知県知事選に立候補
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