内容説明
戦前・戦中の日本で道徳の教科書として使用された「修身書」。戦後になり、思想的な理由から闇に葬り去られたが、その中には人が生きていく上で大切な知恵(道徳)が多く書かれていた。道徳観、マナーを失った今の日本人にもう一度「修身書」を開いて、人が生きるうえで必要な物は何かを問い直し、日本人が失ってしまった大切なものは何なのか、どうすれば取り戻せるかを示す提言書。
目次
第1章 修身書とは何であったか
第2章 教育勅語のもつ永遠の本質
第3章 現代人のアノミー(無規範)
第4章 若者たちの内面の藤
第5章 様々な宗教・思想と進化倫理学
著者等紹介
水口義朗[ミズグチヨシロウ]
昭和9(1934)年、東京都出身。コラムニスト。東京女性財団評議委員。早稲田大学卒業後、中央公論社に入社。『中央公論』、『婦人公論』編集次長を経て、『別冊・婦人公論』、『婦人公論』編集長・主幹を歴任。中央公論社を退社後、テレビ朝日の「こんにちは2時」のキャスターを8年勤める。「新やじ馬ワイド」、「朝まで生テレビ」他、報道番組などで、キャスター、コメンテーターとして活躍。また’98年より大正大学にて「ジャーナリズム・雑誌論」の講師を勤め、講演活動も活発に行っている。’98年に第20回「日本雑学倶楽部・雑学大賞」を受賞
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