著者等紹介
宮沢賢治[ミヤザワケンジ]
1896年(明治29年)岩手県花巻生まれ。詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版する
佐藤国男[サトウクニオ]
1952年北海道せたな町生まれ。版画家。北檜山高校卒業後、東洋大学仏教学科で学ぶ。大工をしながら、宮沢賢治を題材として版画を彫り続けてきたが、1997年大工を廃業し版画家として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
22
白象が何を象徴しているのか充分に理解できていないのですが、今の時代に当てはめると外国人労働者とすると、腑に落ちるような話です。 なぜなら人間の労働者が間にいるからです。 どちらにしても、収入が欲しい彼らも、厳しい搾取についていけなくなったら、牙を剥くのでしょう。 最後の一文が謎なだけに、不思議な物語です。2022/03/05
ほっそ
9
かなりリアルな話。動物虐待するオツベル。版画が素晴らしかった。2010/08/12
tomatobook
6
オツベルはひどいひと。なぜ白象に酷いことをしたのだろう。中学校の教科書に載っている。この話から何を学んでくれるのだろう。宮沢賢治のオノマトペはいいな、〝のんのんのんのんのん〟は器械が動く音。2019/12/23
ひじり☆
4
象を虐待したオツベルはその仲間の象たちにやられる。これはわかりやすかった。2019/07/02
水面
3
ずっと宮沢賢治の本を全て読んでみたいと思ってオツベルと象を読んでみた。まさかの展開でそうなるのかという驚きだらけでした2014/10/14