著者等紹介
宮沢賢治[ミヤザワケンジ]
1896年(明治29年)岩手県花巻生まれ。詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版する
佐藤国男[サトウクニオ]
1952年北海道せたな町生まれ。版画家。北桧山高校卒業後、東洋大学仏教学科で学ぶ。大工をしながら、宮沢賢治を題材として版画を彫り続けてきたが、1997年大工を廃業し版画家として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫綺
89
宮沢賢治の童話絵本。山猫にどんぐり裁判に招かれ、調停を依頼され…。佐藤国男の版画絵とマッチして、摩訶不思議な世界を醸し出している。笛ふきの滝、黄金のどんぐりたちがカワイイ!!2014/11/09
ヒラP@ehon.gohon
20
この宮沢賢治の童話は、とっても不思議なお話です。 一郎が1枚の怪しげな葉書に誘われて山猫を訪ねて行くのですが、途中で道を聞いても、その通り行かないのは何故でしょう? 馬車別当とのやり取りもチグハグならば、一郎が下した判決も意味不明です。 それらを引っくるめても、とても魅力あるお話なのは、佐藤国男さんの版画の説得力によるのでしょうか。 力強い線が、お話に感じた疑問を打ち消してしまいました。 むしろこの不思議さが、このお話の魅力かも知れません。2020/11/09
うずら
7
私にもヤマネコから葉書来ないかな。メールでもいいよ。2022/09/12
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
5
5年生ブックトーク授業 テーマ【国語科単元 雪わたりから、宮澤賢治作品の多読と図書すいせん会に向けて】選書に向けての読み比べ。2018/11/21
keradokena
2
山猫に招かれた一郎が目にしたものはまさに『どんぐりのせいくらべ』。やかましいどんぐりたちを一瞬で黙らせる一郎の名裁きに爆笑。2019/05/16