出版社内容情報
教育は、結論ではなく、プロセスであり、細部です。寄り道であり、こだわりです―
(本文より)今の教育論議は、ドッジボールばかりしているような気がします。相手を打ち負かすことばかり考えています。それは教師も学生も保護者も文部科学省もマスコミも同じです。いま必要なのは、キャッチボールのようなコミュニケーションなのです。
内容説明
いまの教育論議は、ドッジボールばかりしているような気がします。相手をうち負かすことばかり考えています。それは教師も保護者も文科省もマスコミも同じです。「大きな物語」が失われ、答えのない時代に答えを教えるという矛盾のなかに、学校が置かれています。だからこそキャッチボールのようなコミュニケーションを通じ、問いつづけていくことが求められているのです。
目次
第1章 「先生はえらい」(「ライ麦畑のキャッチャー、僕はただそういうものになりたいんだ」;アングルのバイオリン ほか)
第2章 言葉を疑う(「いい」と「悪くない」;レアリアと想像力 ほか)
第3章 「分ける」が「分かる」(自然は芸術を模倣する;必要なのは「ユリイカ!」 ほか)
第4章 コロンブスの卵(セレンディップの三王子;卵が何百年も立たなかった理由 ほか)
著者等紹介
金川欣二[カナガワキンジ]
富山県生まれ。東京教育大学文学部大学院(修士)修了。国立富山商船高専教養学科教授。専門は言語学・記号論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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