内容説明
英文に翻訳された際に、形式としても技術的な意味でも、英文クレームに適合した日本語のクレームの作成の仕方。最新の傾向と特許法の直近の改正にも対応。平成25年7月から使われることになった単一性とシフト補正に関する改訂審査基準や、同年5月の米国CAFCによるCLSバンク事件における大法廷(en banc)判決も詳細に解説されている。
目次
第1章 クレームドラフト入門(クレームの一般原則;クレームドラフトの手続き;発明の技術的な本質部分をどのように把握するか?;特許侵害の判断の構造)
第2章 構成要件列挙型クレーム作成の実務(構成要件列挙型のクレームの詳細;構成要件の「特徴の記載」の内容の原則;上位概念化に関する注意事項;下位概念、クレームの展開 ほか)
第3章 クレームドラフト演習
著者等紹介
酒井將行[サカイマサユキ]
弁理士。1987年から三菱電機株式会社にてマイクロ波デバイスの開発に従事した後、1996年弁理士試験合格。大阪の深見特許事務所にて、1994年より17年間、国内外の企業をクライエントとして、電気・電子・ソフトウェア分野の出願、審判の他、判定、鑑定、訴訟などの特許実務に従事。京都のけいはんな学研都市において、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の知的財産担当部長を務める
森すみ子[モリスミコ]
カナダ/米国弁理士。1998年に日本弁理士試験合格。深見特許事務所(大阪)にて電気・電子・ソフトウェア分野の出願、および審査応答にたずさわる。その後、カナダに渡り、カナダ弁理士資格および米国弁理士資格を取得。現在、Gowling Lafleur Henderson LLPのオタワ支部にて、知的財産部門のハイテクグループに所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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