巡察師ヴァリニャーノと日本

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901253154
  • NDC分類 198.22
  • Cコード C0021

内容説明

信長・秀吉・家康との“対話”を重ね布教の道を拓いたルネサンスの天才に迫る。

目次

第1章 日本、最初のヨーロッパ人と出会う
第2章 十六世紀の東洋を行くアレッサンドロ・ヴァリニャーノ
第3章 少年使節が訪問したヨーロッパ
第4章 変貌する日本
第5章 ヴァリニャーノ―インクルトゥラツィオーネの先駆者
第6章 教会を襲う嵐、そして鎖国

著者等紹介

ヴォルピ,ヴィットリオ[ヴォルピ,ヴィットリオ][Volpi,Vittorio]
ミラノカトリック大学経済・商学部卒業。その後、世界的に事業展開する大手銀行数社に勤務し、日本滞在歴は30年に及ぶ。イタリア有数の日本研究家という顔も持ち、日本滞在中は日刊全国紙「コリエレ・デッラ・セーラ」に日本の政治、社会、経済についての多くの記事を寄稿した

原田和夫[ハラダカズオ]
東京外国語大学と京都大学大学院でイタリア語とイタリア文学を学ぶ。イタリア政府給費留学生として、パドヴァ大学に留学(1968‐1969年)。現在、京都産業大学外国語学部教授として教鞭をとる。専攻はマンゾーニを中心とする近代イタリア文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Hisashi Tokunaga

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16世紀日本への視座が変わってしまった様な読後感です。著者の日本史に対する理解にはやや浅いんじゃないかと思わせる所も意義深い。インクルトゥラツィオーネ適応主義、順応主義。カソリック中世ヨーロッパが展開する多様なイベントに、ヴァリニャーノは原始キリスト教がかつてこの適応主義で突破したことを注意深く洞察した一人だったのではないか。中国、日本、インドあるいはアジア諸国は紛れもなく嘗ても今もヨーロッパあるいはキリスト教的なるものと対峙せざるをえないのだ。欧州も亜細亜も15ー16世紀ともに中世と衝突しながら疾駆した2015/06/10

メルセ・ひすい

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10. 青39  現在の戦国時代の認識と変わらない。 スパイ 激動の日本に来訪し、軋轢や対立を起こしていた西洋人と日本人の間でキリスト教布教の道を示した巡察師アレッサンドロ・ヴァリニャーノ。信長・秀吉・家康との対話を重ね、布教の道を拓いたルネサンスの天才に迫る。2008/10/18

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