出版社内容情報
クリエイティブであり続けるために企業は何をするべきか?
──付加価値競争の時代。
クリエイティビティこそ重要であるという理解は浸透した。しかし、組織のイノベーションや改善を阻んでいるのは、固定観念やコスト競争時代のマネジメントなのだ。現実の組織でイノベーションと改善が実現するときに欠くことのできない6つの要素を例示する。
内容説明
付加価値競争の時代。クリエイティビティこそ重要であるという理解は浸透した。しかし、なぜひとは創造し、革新しようとしないのか。この問いかけから、クリエイティビティの芽を摘む、発明黄金時代からの先入観と、大量生産時代のマネジメントの姿が浮かび上がる。そういった先入観や業務プロセスを取り払うと同時に、クリエイティビティを促す方法を例示する。現実の組織でイノベーションと改善がどのように実現されているか。長年の調査の結果、欠くことのできない要素が6つあることがわかった。個人や企業がこの6つの要素を活用すれば、これまでのような「偶然の産物」を、継続的・持続的なクリエイティビティに変えていくことができる。
目次
1 コーポレート・クリエイティビティとは(コーポレート・クリエイティビティの本質;クリエイティブ神話;真にクリエイティブな人物)
2 コーポレート・クリエイティビティを高める6つの条件(意識のベクトルを合わせる;自発的な活動を促す;非公式な活動を認める;セレンディピティを誘発する―偶然を洞察する;多様な刺激を生みだす―拡散的に思考する;社内コミュニケーションを活性化する)
著者等紹介
ロビンソン,アラン・G.[ロビンソン,アランG.][Robinson,Alan G.]
マサチューセッツ州立大学経営管理学教授。ケンブリッジ大学卒業後、ジョンズ・ホプキンズ大学でオペレーションズ・リサーチの博士号を取得。コーポレート・クリエイティビティに関する調査のため、アメリカ、日本、カナダ、メキシコ、中国、インド、ブラジル、ギリシャ、ジャマイカ、ロシアの数百にのぼる企業を訪問した経験を持つ。8カ国50社を超える大小の企業のコンサルタントを務め、クリエイティブ育成戦略についての助言を行う。また、現役大学教授が選任されることがまれな、米国マルカム・ボルドリッジ優良企業賞審査員も務めている。企業におけるクリエイティビティをテーマに、精力的に講演を行っている
スターン,サム[スターン,サム][Stern,Sam]
オレゴン州立大学教育学部長。クリエイティビティ、クリエイティビティとビジネスや教育との関係について調査と執筆を進めている。ハーバード大学経済学部、ギリシャのアテネ経営管理研究所、東京工業大学などで教鞭を執った経験もある。1990年から1992年にかけて日本に滞在し、日本能率協会でクリエイティビティ育成講座を担当する傍ら、複数年にわたって行われた200社を対象とするクリエイティビティに関する調査を指揮した。HP、NASA、NEC、ポラロイド、セイコーエプソンなど、各国の組織のクリエイティビティ・アドバイザーを務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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