内容説明
人類は科学技術によって自然現象を克服したかにみえたが、地球規模のエネルギーの前には無力である。本書は、建築鉄骨のプロ集団がそれぞれの分野の知識と体験をもとに、かつての地震予測論を踏まえ考察。技術者が大地震に直面した際にはいかなる行動をとるのか、構造設計・建築鋼材・建築施工から鉄骨製作・検査技術・業界の周辺事情など赤裸々に検証。さらに将来展望までを収録した。
目次
地震予知論について建築技術者はいかに考えるべきか
既存不適格建築物の対策はどうするのか
地震から学んできたもの
耐震設計法の理念をいかに実現するか
建築鋼材の歴史と現状
鉄骨溶接の変遷と特異性
高力ボルトの変遷と施工技術
これでよいのかゼネコン・ファブ技術者
万能なのか超音波深傷検査
胸をはなれない設計業界
鉄骨業界をとりまく周辺事情
200X年鉄骨スーパーマン現わる
21世紀の建築鉄骨界を予測する