出版社内容情報
総理を期待される男・石原慎太郎を”実感”する159問。ベテラン放送作家が膨大な著作と関連書から「慎太郎クイズ」を構成しました。
作家・慎太郎、政治家・慎太郎、石原家の首領・慎太郎、男・慎太郎、そして慎太郎の名言、珍言、暴言、すべてひっくるめてあらゆる角度から人間・慎太郎を知るヒントが丸ごと一冊、てんこもりです。
第1章 石原慎太郎の基礎知識
「慎太郎」の全貌を読み解くための基礎問題集
第2章 石原慎太郎と文学
小説、エッセイから評論まで。 人間「慎太郎」の根底を形づくる執筆活動から何かが見える!
第3章 石原慎太郎と政治
総理を噂される男への期待と反感。
政治家「慎太郎」と日本の政治のベクトルが見える!
第4章 石原慎太郎と家族
とにかく目立つ石原家。ケネディ家とも比較される
「華麗なる一族」のパワーの源泉が見える!
第5章 石原慎太郎と男の美学
「慎太郎」を側面から読み解く。
人脈、冒険、スポーツ、音楽etc.から
第6章 石原慎太郎発言集
名言、珍言、暴言、すべてひっくるめて
「慎太郎」の心を突き刺す「発言・活字語録」を検証する
まえがき
私たちはとかく、好きか嫌いか、なじめるかなじめないか、などを先に決めてから、その人物とのつき合いを決めることが多い。こうしたことは、その人物をよく知った上で決めても遅くはないことだが、どうしても旗幟を鮮明にすることが先に立つ。
この傾向がもっとも顕著に、しかも国民的な規模で行なわれている例が、石原慎太郎という人物に対する評価ではないだろうか。
公私にわたる言動や、政治、文学、スポーツなどの行為を考えるとき、まずあの人が好きなのか嫌いなのか、という価値判断が前提となりがちである。
最初に“好き嫌いありき”で、人物を見る習慣を作ったことについては、テレビの責任が大きい。テレビが人物をとりあげるとき、公平を装いながら、じつは視聴者の内にすでに形づくられているその人物への評価を前提として演出される。好かれる人物はより好かれるキャラクターとして、嫌われる人物はいっそう嫌われる存在として画面に登場させられる。好かれる人物が、あやまちを起こして、嫌われる陣営に移った時などの、あからさまな扱いの変化は、それを如実に表している。
テレビ番組を作る仕事をしてきた「娯楽番組協会」としては、それを (娯楽番組協議会)
とにかく目立つ。露出がやたらめったら多い。ところが、一見、よく知っているようでいて、実はたいして知っちゃいない。過大とも思える「期待」と、一方的な「反感」が対立する人物への好奇心が否応なく刺激される一冊。
内容説明
総理と期待される男を実感する159問。
目次
第1章 石原慎太郎の基礎知識
第2章 石原慎太郎と文学
第3章 石原慎太郎と政治
第4章 石原慎太郎と家族
第5章 石原慎太郎と男の美学
第6章 石原慎太郎発言集
著者等紹介
井上頌一[イノウエショウイチ]
大阪府出身。早稲田大学在学中から永六輔の門下で放送作家を志し、NHKの「クイズ面白ゼミナール」「クイズ百点満点」「クイズ日本人の質問」など多くのクイズ番組や音楽、バラエティー番組を手がける。93年、第一回「橋田賞」を受賞する
河合秀仁[カワイヒデヒト]
1974年生まれ。米子市出身。東京外語大ロシア語学科中退。放送作家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- 吉田一穂詩集 現代詩文庫