森林と水源地―日本の難題を問う

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  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784901221795
  • NDC分類 652.1
  • Cコード C0061

内容説明

日本の森林と水源地が危ない!!日本の森林比率66.3%!!森林大国日本は、木材輸入大国??山林1坪の評価額はなんと130円。今や日本の森林と水源地は全身衰弱状態である。はたして森の再生はなるのか!!

目次

第1章 難問累積の河川上流域
第2章 いったい森林は誰がどうやって管理していくのか?―人工林資源の活用に向けての一考察
第3章 森林・林業再生プランの目標「木材自給率50%」再考
第4章 森林組合長を50年間務めて想うこと―上下流共同の森林経営事業導入を
第5章 我が国と似て非なるフランスの森と水の実情
第6章 これからの森林地域
第7章 水源地をとりまく本音のはなし

著者等紹介

伊藤滋[イトウシゲル]
山村振興調査会会長・早稲田大学特命教授・東京大学名誉教授。内閣官房都市再生戦略チーム座長等を歴任

小島孝文[コジマタカフミ]
林野庁計画課施工企画調整室長。東京大学林学科卒業。林野庁入庁後、林政課、前橋営林局、外務省、屋久島森林管理署長、計画課課長補佐(総括)、首席森林計画官等を経て平成24年4月から現職

榛村純一[シンムラジュンイチ]
山村振興調査会理事・静岡県森林組合連合会会長。掛川市長、生涯学習審議会(文部科学省)委員、国土審議会(国土交通省)委員、日本茶業中央会会長などを歴任

高橋裕[タカハシユタカ]
山村振興調査会副会長・東京大学名誉教授。東京大学教授、芝浦工業大学教授、国際連合大学上席学術顧問、水資源開発審議会会長等を歴任

永田信[ナガタシン]
山村振興調査会理事・東京大学大学院農学生命科学研究科森林科学専攻・林政学研究室教授。日本森林学会会長、その他学会役員、委員を多数歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

21
調査データはいいけども、都会に住んでたまに調べに来て田舎のだめなところを書かれても住民はどうしようもない。小島氏は、今が林業再生のチャンスという(40頁~)。森林所有者に林業への関心を喚起し、効率林業を通じて適切な管理をするのが合理的(41頁)。それはその通り。面的まとまりをつくり、共同所有で管理委託し、コスト削減(42頁)。永田教授によると、木材自給率50%目標とは紙の自給率50%目標(58頁~)。榛村会長によると、林業に経営があったかと問い返される(94頁~)。2015/01/06

わし

1
やや専門的。人口減少が進む日本においては、急傾斜の造林地での林業に見切りをつけ、生産性の高い地域の路網整備に集中することも必要なのかも知れない。 2015/04/08

バーニーズマウンテンドッグ

0
日本では森林所有者が地下水についての権利を持つそうだ。そして、森林売買は基本的に売り手と買い手の合意のみで成立する。そのため、何年か前に、地下水がほしい外国人が日本の森林を買ったことが問題になった。(売買については、現在は少し厳しくなっている)フランスの水源林管理の解説は面白かった。森林の所有と管理が実情にあわないことを様々な立場の人が語っている。(過激な意見もあったけど、真剣な思いからですね)今の社会のあり方と今後のよりよいあり方を考えながら森林管理を模索する必要がありそう。2018/02/16

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