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内容説明
ベータイスラエル(俗にファラシャと呼ばれる黒いユダヤ人)の宗教音楽研究のためにエチオピアを訪れた著者は、フィールドワークの過程で予期せぬ恋に落ち、アデン出身のユダヤ人青年と結婚。やがてエチオピア革命の急激な社会変化に翻弄される。だが、そのために著者は返って古いユダヤ音楽とエチオピア正教(キリスト教東方教会の一つ)の典礼音楽との関係の思わぬ研究成果を得ることになる。本書はそのプロセスを学術書とはちがった型破りなスタイルで綴った読み物である。
目次
フィールド体験の現実とその語り―(付)外国語の転写に関する注記
エチオピア研究の世界
ゴンダールへの道
ベータイスラエルの村で
ベニン通りの暮らし
修道士と宣教師
結婚と革命
有為転変
革命と音楽の変化
予期しなかった発見
望郷歌
著者等紹介
シェレメイ,ケイ・カウフマン[シェレメイ,ケイカウフマン][Shelemay,Kay Kaufman]
ハーヴァード大学教授(音楽科G.ゴードン・ワッツ寄付講座教授、およびアフリカ研究・アフリカン=アメリカン研究科教授)。元SEM(Society for Ethnomusicology、北米音楽民族学会)会長。彼女の主著の一つ『Music、Ritual、and Falasha Historyファラシャの歴史と音楽と典礼』は、国際音楽学会賞およびASCAP(American Society of Composers、Authors and Publishers)―ディームズ・テイラー賞を受賞
柘植元一[ツゲゲンイチ]
東京藝術大学名誉教授(音楽民族学・東洋音楽史)。元東洋音楽学会会長、国際伝統音楽学会(ICTM)理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。