女と金―OL財布事情の近年史

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901203531
  • NDC分類 366.38
  • Cコード C0095

内容説明

「OL」「バリキャリ」「ワーキングウーマン」「働き女子」の財布の中身!女性誌およそ30年分を徹底研究。財布の中身を公開するテッパン記事をみながら社会、経済、そして女性誌そのものの創刊・休刊などを背景に若い女性の経済観念を、読者自身の収支報告から読み解く。

目次

第1部 1980年代(社会勉強OL、給料を使い切る―1980~1982;仮想ワーキングウーマン、貯めて殖やして遊ぶ―1983~1986;欲ばりOL、独身延長して大あばれ―1987~1989)
第2部 1990年代(サラリーマンOL、みんな働きみんな辞めたい―1990~1992;自己防衛するバブルOLと諦観する氷河期組―1993~1996;最後のOL、派遣でも契約でもまだOLでいたい―1997~1999)
第3部 2000年代(守旧派アラサー・節約ロスジェネに二極化―2000~2002;シゴトオンナたち、それぞれにセルフメイドの人生をめざす―2003~2006;働き女子、ずっと働くかわりにずっと女子―2007~2009)

著者等紹介

宮川真紀[ミヤカワマキ]
東京生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。パルコにて情報誌『アクロス』編集、PARCO出版を経てフリー。書籍企画、編集等の活動ののち、2012年出版社タバブックス設立。冊子『仕事文脈』編集人。編著は神谷巻尾名義(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

15
雑誌の記載から女性のお財布事情の経年変化を辿る。バブル時代はまさに隔世の感。2020/03/29

hannahhannah

9
1980年から2010年代初頭までの働く女たちの収入や貯蓄、それらへの気持ちなんかを当時の女性誌を使って分析。80年代後半は余裕があったような感じだったが、90年代後半から2000年代後半にかけて収入や貯蓄が減っていって、借金は増えている人間が多いように感じた。自分たちを女子と言っていれば、仕事への不満も貧困への恐怖も、老後への不安も薄らぐのか?金は金だ。汗水垂らした金はどんだけ綺麗なのか教えてくれよ、誰か目に見える形で。2016/03/06

2
1980年代から現在に至るまでの女性誌に掲載されていたマネー特集をザッと載せているんだけど、お金のことだけではなく、女性誌の変遷として見ることもできて面白い。80年代は女性誌が本当に少なかったのに、今は細分化されていて買う方も戸惑う。自分が読んでいた雑誌がことごとく廃刊していたw2014/05/22

訪問者

0
1980年代からの女性誌におけるマネー特集から時代を見る財布事情の近代史。これを見るとバブル期がいかに特殊な時代だったかが良く分かる。2015/02/12

りんご

0
2010年代以降の、手取りが減り、恋愛結婚より老後の資金確保、というところに本当に世の中が厳しくなった実感がある。「女子」という呼称に丸め込まれて世渡り術としていいようにされているという指摘が鋭い。2019/02/14

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