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内容説明
本に夢中になっているところに声をかけられ、ふと目線をあげたときの無防備な表情。好きな本について話す時の、幸せそうな笑顔。総勢51名の、そんな一瞬をカメラに収めました。本読みの彼女らが厳選する、本当にオススメしたい3冊を同時に紹介。一人ひとりの生語りが、未知なる本への好奇心を刺激します。
目次
旬の作家を愛して
女流作家の世界観に浸る
文豪が紡ぐ言葉に酔いしれて
海外作家の小宇宙を覗いて
ひとの生き様から学んで
著者等紹介
萩原收[ハギワラオサム]
1962年生まれ。編集者。80年代なかば、出版社に入社。アイドル雑誌の編集をメインに勤務。退社後、契約社員、フリーランスとして、男性アイドル雑誌、写真集、PR誌、携帯サイトなどの制作に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
寺(ご無沙汰しかしてない)
62
先日、施川ユウキの漫画『バーナード嬢曰く』を読んで大変面白かった。それでこの本を積読していた事を思い出す。バーナード嬢や神林のリアル版がいるかしらと思った。2012年の本。巻末に中森明夫のコラム付きである。まあそういう本だ。51名の文学少女が3冊ずつ本を薦め、読書についての一言を呟く。彼女達が薦める本を集めたらヴィレッジ・ヴァンガードが一軒出来そうである。そんな彼女達は美人揃い。それもその筈、女優やモデルが多い。私は芸能人じゃない一般人女性ばかりで見たかった。この本は女性が読む方が楽しめるかも知れない。2017/01/17
takaC
54
面白い試みなのは認めるが、リクエストして公立図書館に買ってもらった自分を少し恥じた。2012/09/04
kana
30
「本の表紙を見せるのは、まるで下着を見せるかのよう」とあるけど、勝負下着というか、見せ下着に近いような。ここで紹介される子たちの中でも、本当にどっぷり本が好きな人と、それほどでもなく美人な子の中では読む方なのかなっていう人が透けて見えてしまったのが残念。もっと本気で文学美少女を探してほしかったな。ただコンセプトは面白いし、誰にもきかれてないのに、私ならどの3冊を選ぶかって想像して、悩ましくもわくわくする楽しさがありました。2012/09/05
baboocon
30
街角で本を読む普通の女のコに声をかけて読んでる本を見せてもらう…みたいなのを想像していたら少し違った。普通の学生やOLもいるけれど、女優やタレントといった職業の女性も結構載っている。けれどみんな本好きなのはガチで、個性豊かな愛読書のオンパレード。こんな本があるのか、というマニアックな本もたくさん。文学少女たちの感性溢れる頭の中を垣間見れた感じで面白い。彼女たちに負けないように(?)自分も好きな本を自信をもって紹介したい。2012/07/29
鷹図
27
街の片隅で読書に耽る乙女。彼女らに声をかけ、その笑顔をフィルムに収めつつ、またどんな本を読んでいたのかも併せて記載した、そんな本読み男子の妄想が現実になった写真集…と、勝手に思い込んでいた私がバカだった。どうやら事前にコンセプトを説明し、その上で集まった「本好き女の子」を撮ったものらしい。自発的に集まった彼女らのプロフィール欄には、女優、役者、モデルの文字が踊る。彼女らは見目麗しいが、しかし我々本読み男子が求めてやまないのは、多少どんくさい見た目であろうと、「フツーの本好き女の子」の笑顔ではなかったか。2012/07/28