目次
第1章 米軍従軍記(辺境の最前線基地「スピラ」;同年齢のアフガン駐留米兵たち ほか)
第2章 アフガン難民(天涯孤独のザライハ婆はただ祈る;「ニュー・ジェネレーション」 ほか)
第3章 アフガニスタン文化とタリバン(「韓国人ボランティア事件」直後のカブール;アフガニスタンとタリバン ほか)
第4章 日本とアフガニスタン(不正合戦のアフガン選挙;日本はどう関わるべきか)
著者等紹介
白川徹[シラカワトオル]
1984年東京生まれ。オーストラリア留学を経て2006年からアフガニスタンを中心に取材を始める。『AERA』『世界』『SPA!』『東京新聞』、NHK、関西テレビ、BS11などの雑誌、新聞、テレビなどで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ののまる
11
本書執筆当時の予測通りに、タリバン復活にISも入り、ますます酷くなっていくアフガニスタン情勢。ソ連侵攻後にタリバン政権誕生までの10年間続いた「忘れられた内乱」がまた繰り返される泥沼の状況。アメリカ軍に協力した日本として、私たちはずっと見続ける責任がある。2018/03/15
co1024
0
アフガンに携わった若きジャーナリストを通して中東の貧しい崩壊した国家を垣間見える。アメリカ軍に従軍した立場から、また底辺の底辺の人々の視点からと多角的な視点に、著者の絶望にも近い心情が重なって心を打つ。表紙の女の子の表情、何とも言えないほど哀しく美しい。2015/02/15