出版奈落の断末魔―エロ漫画の黄金時代

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  • サイズ B6判/ページ数 294,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901203395
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

内容説明

毒舌エロ漫画編集者が「エロ漫画の黄金時代」を暴露。

目次

序章 生息地域と生態系
第1章 編集者
第2章 漫画家
第3章 投稿者
第4章 当局
第5章 客
第6章 マスコミと版元
第7章 オレの会社
第8章 写真・製版・印刷業者
第9章 今日も泣き笑い
無粋なエピローグ 嫌われ者の記(断末魔篇)

著者等紹介

塩山芳明[シオヤマヨシアキ]
1953年、群馬県富岡市生まれ。72年に上京、牛乳配達員、私大夜間学部生、ホテル掃除夫他を経て、77年(有)遠山企画入社。93年漫画屋設立に参加。現在、代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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阿部義彦

20
マイ古本屋で発掘。09年株アストラ刊。サイン入り。著者はエロ漫画編集者でプロダクション漫画屋代表。ちくま文庫から『出版業界最底辺日記』を出してる、注文しようとしたら品切れでした。80年から90年が全盛時代で町の個人書店のドル箱でもあったエロ関係本。「父親がエロ劇画を母親がレディコミを高三息子がロリコン漫画を中三の娘がやおい漫画を」怖い一家ですが現実にかなり有ったとか。出版社も三層に、メジャーな大手(講談社等)、著者の属する中堅所(東京三世社、白夜書房等)そして最底辺の自販機本(桜桃書房、アリス出版等)。2025/09/06

majiro

3
これはすこい、ちょっとやそっとのリアリズムではない。2013/05/25

カツオ

2
出版業界もこういう癖のある人がなかなか元気でいれなくなってきちゃった時代だから、是非もっと暴れてほしい。2009/10/28

樹海迷路

1
同じ著者の「出版業界最底辺日記」の方が面白い。でも、下降線をたどる不況まっしぐらの出版業界の、エロ漫画の下請け編集プロ、その仕事と業界の様子は興味深い。読み始めた最初はなんか読みづらいのだけれど、これは変に業界の説明的な記述、分類とか分野とかの記載が、文章がヘタなんだよね。著者得意の毒舌が復活してくると読みやすくなってくる。 峰隆一郎がエロ劇画の原作を書いていたということには驚いたが、面白い業界ネタも豊富。2012/10/14

zeroset

1
独特の文体に初めは辟易、慣れるに従いノってくるように。下請け編集という仕事の実態は悲惨ながらも興味深いし、助詞止めの多用とテンポ良い毒吐き罵詈雑言が、何とも言えないグルーヴ感を生み出している。2012/09/26

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