出版社内容情報
図版・写真114点所蔵。被災地の詳細地図、参考文献添付。阪神大震災、台湾九二一集集大震、トルコマルマラ大地震の被災地を調査研究。文系分野から地震研究に切り込む。「地震社会学」とは地震発生後の被災地を調査し、震災がなければ表面化しなかったであろう歴史、生活、政治などを現地を訪れ復興の過程を通して調査研究する文科系からの新機軸。
【目次】
序章 神戸から
前編 台湾・九二一集集大震
第一章 人のすがた 国のかたち
第二章 菩提園のひとびと
第三章 「日治」残影
第四章 都市のたくらみ
後編 トルコ・マルマラ大地震
第五章 街の灯
第六章 マルマラの「芦屋」
第七章 トルコ日本村
終章 そして神戸
【著者紹介】和田芳隆(わだ よしたか)
日本地震学会員。地震社会学者。1967年生まれ。著書に「復興の闇・都市の非情-阪神大震災、五年の軌跡」(五月書房)など。阪神大震災以来「震災という現象の取材・探訪を通して、国家・社会の本質を抉り出す」ことをライフワークとする。
内容説明
本書は一九九九年に台湾とトルコで発生した地震災害の被災地を探訪したルポルタージュである。一九九五年の阪神大震災に見舞われた神戸の「その後」にもふれた。震災地を訪ねて状況を聞き取るだけではなく、社会制度や風土を探り、歴史をひもとくことによって、それぞれの国家や社会の「本質」を描き出している。
目次
前編 台湾・九二一集集大震(人のすがた国のかたち;菩提園のひとびと;「日治」残影;都市のたくらみ)
後編 トルコ・マルマラ大地震(街の灯;マルマラの「芦屋」;トルコ日本村;そして神戸)
著者等紹介
和田芳隆[ワダヨシタカ]
民国56年(台湾暦)生まれ。ルポライター。地震社会学者。日本地震学会員。1995年の阪神大震災以来、「震災という現象の取材・探訪を通して、国家・社会の本質を抉り出す」ことをライフワークのテーマにする
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