最良の「教科書」を求めて―「教科書制度」への新しい提言

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  • サイズ A5判/ページ数 90p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784901199629
  • NDC分類 375.9
  • Cコード C3037

目次

第1部 検定は教科書をよくするためではない
第2部 日本の教科書制度の歴史と問題点(戦前・戦中の国定教科書がはたした役割;戦後の教科書制度のあゆみ ほか)
第3部 教科書制度改善に向けた提言(教科書検定制度の廃止をめざし、当面の検定制度の改善に向けた提言;学校単位の採択をめざす、教科書採択制度改善への提言 ほか)
資料編 戦後教育と教科書制度の主な変遷(諸外国の教科書制度―比較対照表;新聞社の社説:日本経済新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

6
教科書検定制度の問題点が分かる。現状だと恣意的な制度運用のもと、権力に都合の悪い事実の指摘は修正を迫られ、教科書が「準国定教科書」と化すと懸念が示される。教科書を通した思想統制を憂い、教科書採択権について具体的な提言も加えた本である。勉強になった。2020/07/20

Takao

1
2008年11月30日発行(初版)。教科書の歴史、教科書検定の現状などの記述が参考になった。戦前、当初自由発行・自由採択だったものが、自由民権運動の高まりに対して、1886年に検定制に移行。日露戦争前夜の1903年、小学校教科書を国定化、1943年には中学校も国定化された。戦後は、1953年の池田・ロバートソン会談が契機。家永訴訟、高嶋訴訟では、最高裁も検定の「違法」を認定。自分の不勉強を恥じるが、すでに高校の教科書や小中でも一部教科の検定廃止という具体的な提案(「日経」社説など)があったことに驚いた。2016/11/27

入江・ろばーと

1
最初にある色々な検定意見への突っ込みがほぼイチャモンレベルでずっこけた。2016/03/27

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