内容説明
豪放磊落・六代目松鶴、ド不器用な弟子・松喬師弟の熾烈な日々。
目次
第1章 笑いの殿堂
第2章 来る者は拒まず
第3章 内弟子四年半
第4章 わてがついてる
第5章 ほんまもんの酒
第6章 不器用な奴
第7章 おやっさん
著者等紹介
笑福亭松喬[ショウフクテイショキョウ]
本名・高田敏信。昭和26(1951)年2月10日、兵庫県小野市生まれ。昭和44年1月18日に六代目笑福亭松鶴に入門して鶴三。昭和62年に六代目松喬を襲名。昭和58年、第12回上方お笑い大賞・銀賞。平成元年、第6回咲くやこの花賞。平成8年、文化庁芸術祭優秀賞。平成19年、文化庁芸術祭大賞(大衆芸能部門)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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浅香山三郎
10
6代目松鶴の弟子6代目松喬による著書。粉浜の辺りは、いつも住吉大社にお詣りに行く時に歩くので、松鶴とその弟子たちが暮らしたのはああいふ下町だつたのかと親しみが持てる。米朝師とは違ひ、何処までも寄席の人だつた松鶴師の藝や振舞ひ、松喬師に対するスパルタ教育など、強烈ながらも人に合はせた弟子の育て方が感じ取れた。2019/05/03
kera1019
4
「一人前の落語家にしてやりたい親心で叱ってる」という松鶴師匠の気持ちと「この人に一生ついて行こう」と電信柱にしがみついた松喬師匠の気持ちに泣きそうになった。それにしても松鶴師匠が敬語を使う時は要注意っていうのがマジ恐い…2014/02/13
村雨 ゆうき(せん)
2
本当の優しさは、いつも厳しく与えられる。松鶴師匠と松喬師匠に、この本でお教え頂けたことのひとつです。2012/06/11
イカ男
2
好きな噺家の本だけに一夜で読み切りました。それにしても、松鶴師匠はえげつないですねぇー、よくこんな師匠についていけたと、まずそのことに感動します。でも、やさしいところもあるんです、P129にある「手水廻し」の一件に落涙しました。2012/03/15
ko1kun
1
面白かった。でも、もっと松鶴師匠のエピソードをたくさん書いてほしかった。2011/07/08