落語家柳昇の寄席は毎日休みなし (新装改訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901174251
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0076

内容説明

落語家ほど素敵な商売はない。好きでやるより、食うために入門。戦後の落語界に笑いの革命を起こした春風亭柳昇のファイナル・メッセージ、装いを新たに登場。

目次

第1章 落語家への道(電話が引けたときのこと;真打の陰に涙あり ほか)
第2章 売れる人は何か光るものがある(人の芸を楽しむのはむずかしい;売れる人は何か光るものがある ほか)
第3章 落語家ほど素敵な商売はない(恋愛小説は若返りの薬;胸がわくわくする話 ほか)
第4章 落語家五十三年の知恵(楽しい金言づくり;年寄りは若い人の気持ちはわかるが、若い人は年寄りの気持ちがわからない ほか)

著者等紹介

春風亭柳昇[シュンプウテイリュウショウ]
大正9(1920)年10月18日、東京に生まれる。昭和16年、現役兵として歩兵第101連隊第1機関銃中隊に入隊。東シナ海の海上にて戦闘、負傷入院中に終戦を迎える。昭和21年、六代目春風亭柳橋に入門。33年に真打に昇進する。57年、芸術祭優秀賞、平成2年秋、勲四等瑞宝章。平成15(2003)年6月16日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

56
その飄々とした姿は唯一無二のものと思っています。演芸番組の中で、落語は退屈なものと思っていた子どもの頃、柳昇さんは特別な方でした。恥ずかしいのか、少しはにかんだ表情を覚えています。それは、落語との距離を近づけてくれたようでした。この著書は面白いものばかりでなく、芸への真摯な思いも綴られています。若い芸人の方々に読んでもらいたい一冊です。2022/05/28

zag2

25
笑点がメジャーな番組になる前、お笑いタッグマッチという大喜利番組があり、この司会をしていた頃から、面白いオジサンだなあと思ってました。当時のメンバーは皆さん物故されてしまいましたが、懐かしくもあり、また柳昇さんの人柄がうかがえるような、なんだかホワッとした一冊でもありました。2024/03/05

貧家ピー

1
春風亭昇太の師匠、創作も結構やっていたようだが。 『新作落語はつくっては捨て、つくっては捨てていかねばならない。古くなって受けなくなったものをいつまでもやっていたのでは売れなくなる。』2008/05/11

くま

1
おっ、意外と面白くなかった。どうも的が絞れていないというかなんというか。一度噺は聞いて見ねばなるまい。噺家はしゃべってなんぼだもんね。戦争帰りで指をなくして噺家になったというのを別の本で読んだけど、柳昇師でしたか。2010/02/28

RYOU_tw4

0
章の分け方からして時系列順だと思うがあまり厳密ではなさそう。芸談というのともちょっと違う。雑談と言ってしまうと聞こえが悪いが、要はそんな感じで特にこれというテーマを決めずに「はなし」を集めた印象。仲がいい年配のかたから気軽に話しかけられている心持がしてすんなり楽しめるし、ドキッとさせられる言葉もあって反省しなきゃいけないなと思うこともある。面白かった。2014/02/24

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