なみだ、のちはれ―やさしい気持ちと生きる勇気の話

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  • サイズ B6判/ページ数 107p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901161206
  • NDC分類 916
  • Cコード C0036

内容説明

大切な人を失ったとき、人は、その悲しみをどう乗り越えていくのか。亡くなった人を思う時、人は何を考え、どう思うのか―。本書は、ごく普通の生活をする無名の人々が『身近な人の死から学ぶこと』をテーマにした投稿原稿を一冊の本にまとめたものです。飾ることのない文章で書かれた真実は、必ずあなたの心を打つでしょう。

目次

いつもけんかばかりしていたのに…でも、おかあさんはずっと泣きつづけていた。大好きだったから、人はその人のために涙を流すことができる。
長い闘病生活だった…結婚したばかりの夫は何度も危機を乗り越えて私に奇跡を見せてくれた。
夫が残していったシクラメンの鉢植え。庭の片隅で、もう枯れたと思っていたのに気がつけば、白い可憐な花を咲かせていた。
ぼくの左足、ぼくの右足、ぼくの心臓、がんばってくれて、ありがとう。応援してくれたみんなも、ありがとう。それが、あいつの最後の言葉だった。
私の手を握るあなたのものすごい力に驚きました。食い込んだ爪のあとがいまでも見えるような気がします。
もって尽くしてあげればよかった、と思う願いはかなわないけれど残されて悲しんでる人を少しでも幸せにしてあげたい。
その日、おばあちゃんはおじいちゃんのひく車椅子に乗って花見にいった。オシャレなスカーフを首に巻いて…
片田舎で、家業を継いでひそやかに生きた父。いま私は、自分自身がこの世に生まれてきた意味を考えている。
辛い生活に負けず、母は、精一杯がんばった。もういいですよ。ゆっくり休んでください。
二年前、冷たくなったわが子の頬を撫でてやることしかできなかった。しかし、いま、新しい命が私のお腹の中にいる。
愛犬のお墓の前で、私たちは家族そろって手を合わせた。家族の絆が深まっていくのを感じながら〔ほか〕

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