内容説明
組織の一員として仕事をしていく以上、避けては通れない人間関係のしがらみ。うまくいっているうちはいいけれど、いったんこじれるとめんどうなのもまた人間関係です。「若い社員の考えていることがわからない」「どうすれば営業がうまくいくのか知りたい」「社員にどう接すればいいんだろう」…そういった悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。本書はそうした悩みを心理学の智恵で解決しようというものです。心理学といっても学問的な解説ではなく、ビジネスの現場から豊富な事例を取り上げ、経営判断、人の管理、人との交渉、また、みずからの処世術のヒントとして活用できる使える心理学を満載しています。企業を経営する立場の方も、ビジネスマン、また働く女性たちにもぜひ読んでいただきたい一冊です。
目次
1 組織には、なぜ寿命が訪れるのか
2 悪循環にはまると、なぜ抜けだせなくなるのか
3 人はなぜ人を頼り、人に甘えようとするのか
4 会社を発展させるリーダー、だめにするリーダー
5 危機への対応は、なぜいつも遅れてしまうのか
6 組織には、なぜナワバリ意識が生まれるのか
7 中間管理職は、なぜ没個性的になるのか
8 話しあえば話しあうほど、人の意見は危うくなっていく
著者等紹介
幼井信[オサナイマコト]
1962年、岩手県生まれ。ビジネス書版元(日本実業出版社)勤務を経て、その後、フリーの書籍製作者となる。ビジネス、学問、趣味の分野で、「面白くて使える」本を数多く出版することを目的に、ライター集団「タンポポの会」を結成。とくに心理学を日常生活に活用する本を多く手がける
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