内容説明
いちばん年下の神様の大国主命(おおくにぬしのみこと)は、知恵のある心やさしい人でした。たくさんの兄たちは、そんな弟がにくらしく、いじめてばかりいました。みんなの望みは、いなばの国の「八上姫」をお嫁にもらうことでした。ある日みんなで、「八上姫」にあうために、いなばの国へ出かけることになりました。さあ姫は、だれを相手に選ぶのでしょうか…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫
2
せかい童話図書館第9巻。挿絵が貼り絵なのが珍しい。皮を剥かれた赤いウサギが本当に痛々しいけど、元に戻ったウサギの絵はモコモコでとても可愛らしい。子どもの頃に読んだときはガマという植物を知らなかったので、なんでくるまったらウサギが元に戻れるのか分からなくて不思議だった。ワニは本当にワニとして描かれていたのでこれサメとかじゃなかったっけ?と思ったけど、巻末でワニとした理由もきちんと解説されていた。2歳6ヶ月の息子はまだ一度も手に取っていない。表紙の絵が赤いウサギが泣いている絵なのでちょっと怖いのかも。2021/07/18