内容説明
まちづくりは、論より証拠の世界。その担い手たちの熱い言葉と、まちづくりの現場を検証し独自の視点で著者がメッセージを伝える。全編に「まちづくりは“人”が基本」の精神が溢れた今こそ読み学びたい本。
目次
まちづくりフロンティア序論(「勘違い」が多すぎたまちづくり;進化するまちづくり ほか)
よみがえるまち―歴史のステージに現代のドラマ(滋賀・長浜―まちなみが新しいガラス文化と交わり光る歴史街道;埼玉・川越―空間の持つ力がまちを生かす ほか)
創造するまち―脱商店街からのスタート(大阪・茶屋町―住民・商人・企業が共につくったダウンタウン;大阪・アメリカ村―堀江・南船場にまちを広げた開拓者の村 ほか)
持続するまち―変えないコトと変えるコト(長崎・ハウステンボス―テーマパークを越えた「森の家」;インドネシア・バリ島―世界の人を魅きつけるアートの力 ほか)
著者等紹介
高田昇[タカダススム]
都市計画家、立命館大学政策科学部教授。COM計画研究所代表。1943年大阪市生まれ、神戸大学工学部建築学科卒業後、宮後建築事務所を経て1970年COM計画研究所設立。1987年~1990年神戸大学工学部非常勤講師。1990年立命館大学教授に就任。その間、各地のまちづくり事業にプランナー・コンサルタントとして調査、計画、企画・推進、コーディネートの業務にあたる。主な業務経歴に、大阪府・豊中市庄内地域住環境整備計画(1976年日本都市計画学会賞受賞)、大阪市・帝塚山コーポ(アルス帝塚山)建替え計画(1997年大阪市ハウジングデザイン賞受賞)、神戸市・名谷コープタウン計画(1988年神戸市建築文化賞受賞)、神戸市・コーポラティブハウス神戸・1計画(1990年神戸市建築文化賞受賞)、滋賀県大津市仰木団地・檪小路計画(1991年きらめき大津賞受賞)、神戸市・西神ニュータウン・アーサヒルズ計画(1993年度日本建築学会霞が関ビル記念賞受賞)など
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