内容説明
たった一年の松山赴任なのに、なぜ松山人はかくも深い親愛の情を漱石に感じるのか？「坊っちゃん」だけではない、文豪と松山との縁を徹底紹介。正岡子規との交友から始まった文学への開眼。高浜虚子との関わりで拓けた職業作家への道。後に弟子となった松山中学時代の生徒・松根東洋城、安倍能成など漱石山房に出入りした松山人との関わりと、松山時代の漱石を描いた漱石ファンのための一冊。
目次
第１章 子規との出会い
第２章 漱石と松山
第３章 松山での漱石
第４章 松山を去って
第５章 作家・漱石と松山人
第６章 松山での漱石、坊っちゃん伝説
第７章 漱石と能
第８章 松山ゆかりの漱石の弟子
著者等紹介
中村英利子［ナカムラエリコ］
１９４８年、松山市生まれ。ライターを経て、１９９６年から地域文化誌「季刊Ａｔｌａｓ（アトラス）」の編集長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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tokko
13
松山旅行のお土産としていただきました。が、これはとんだ“めっけもん”をしました。国語便覧などでは3パラグラフほどで終了しそうな内容なのですが、漱石にとっての松山、松山にとっての漱石があらゆる視点を通して描かれています。これほど漱石愛溢れる資料はなかなかお目にかかれません（と思います）。また漱石の作品を読み返してみたくなりました。2018/12/25
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