感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あずき
10
法隆寺に行ってきたので読んでみました。高句麗の渡来僧の飛鳥での20年が綴られています。詳しく書かれた歴史教科書のよう。平和を重んじる聖徳太子とこの時代の外交が注目されます。「和を以て貴しとなし~」憲法17条の意味に改めて興味が湧きます。あとがきに「内外に不和を抱えた中で、その前後に例のない平和を実現した時代であった」とあります。それだけでも魅力的な時代です。ハマってしまったので、週末には明日香ウォーキングの予定です。2016/04/20
ヒコーキ雲
8
高句麗の僧を話の主人公として、厩戸皇子(聖徳太子)の若き日から蘇我馬子とともに政治の中心にいた時代を描く。仏教伝来の頃の日本の状況はもちろん朝鮮半島の状況や隋のことなど淡々した文章で書かれており、冠位12階や十七条の憲法の編集の様子など書かれて歴史の勉強としても面白く読めました。斑鳩や明日香に旅をして、お寺や博物館にも行きたいなと思います。2015/07/01
陸
1
聖徳太子の小説になっているけど主役っぽくはなく、推古朝の時代と外国との係わりを仏教に絡めた小説。派手な事件はないけど歴史が分かりやすい。2011/10/18
テラやん
0
6 興味深く読みました2016/04/21
みゆう
0
聖徳太子の師慧慈老師がみた大和や聖徳太子を語る。最近興味を持ち始めた聖徳太子なので流れを掴む点では分かりやすい話で穏やかな目線で語っているので心がざわつくことなく読み終わる。 でも何か得られる事は見つからず年表を詳しく読んでいる感覚。2022/09/29
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