機能不全家族(アダルト・チルドレン)―心が折れそうな人たちへ…

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機能不全家族(アダルト・チルドレン)―心が折れそうな人たちへ…

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901053624
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0011

内容説明

ダ・ヴィンチもアインシュタインも漱石もみな、病をかかえていた!!あの酒鬼薔薇聖斗には「発達障害」と心的トラウマが絡み合っていた。ニート、引きこもり、青少年犯罪など社会病理現象の背景には、ほとんど「発達障害」と「機能不全家族」がある。長期の引きこもりやニート、青少年の凶悪犯罪がこんなに増えているのは日本だけ!カゲのうすい父親、過干渉的な母親が家庭病理を作っている!!しかし、「心の病」には必ず解決の道があります。

目次

第1章 ダ・ヴィンチの生涯、酒鬼薔薇聖斗の精神(天才のなかの悲劇と数奇な犯罪の根;衝動性、攻撃性―多様な才能の偉人たちと犯罪者たち)
第2章 人生の転機をどう過ごすか(学校へ通う;性に目覚めるころ;思春期と職に就くころ ほか)
第3章 生活の基本に潜む「生きるコツ」(食べる、食べられない;眠る、眠られない;働く、働けない ほか)

著者等紹介

星野仁彦[ホシノヨシヒコ]
昭和22年、福島県会津若松市生まれ。昭和48年、福島県立医科大学卒業、神経精神科入局。昭和54年、医学博士。昭和59~60年、米国エール大学児童精神科留学。平成13年、福島県立医科大学神経精神科助教授退職、福島学院短期大学教授、メンタルヘルスセンター所長。平成15年、福島学院大学福祉学部教授/医学博士。専門分野は児童精神医学、精神薬理学、スクールカウンセリングなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

6
「心が折れそうな人たちへ」と副題にあるけれど、心が折れそうな状況の人がこれを読むと絶望してしまうかもしれないので注意;症例が次々書かれていて、人生のどの時代においても心の病に罹る可能性はあるし、根源にあるのは家族の問題であるから。家族の問題であるかぎり、自分が心の病を治したいと思って家族に援助協力を求めても、その家族もまた病を抱えており、余裕がないことも多い。より重篤な病を抱えている危険性も。ADHDとASは機能不全家族というより先天性障害なので、2次的障害の防止のために役立てたい。2010/08/25

どんちゃんママ

5
いろんな心の病があるんですね。こんな世の中ですものね。今回、機能不全家族 という言葉があることを初めて知りました。「愛は全てを覆う。」という聖句は真実なんだろうな。私も完全な親では決してないけれど、子どもたちのことを見守り続けたいと思いました。2015/07/20

碧子

4
過去の偉人の方たちは発達障害が多いのでは?ということは聞いたことがあったが、現在ニュースとなるような方たちの具体名が出ているとなんとも、、な気分になる。自分の子供たちの成長に焦点を当てながら読んでいたはずが、幼少期から老年期に渡るその時々の問題を追ううちに自らのことを振り返り泣けてくる。繰り返し出てくる父親の不在と影響、母親の過干渉とか。家庭環境や親の未発達な部分が次世代への影響を与えている悪循環を招いているということ、なのかな。「心が折れそうな人たちへ」というタイトルですが、ポッキリと折られた気分。2015/01/08

活字アレルギー

3
「心を折られた」との感想が多いが、その理由は、子供のACや心の病の原因が「機能不全家族」、「父性欠如」「母性過剰」にあるということを繰り返し述べるにとどまり、主にこの本を自ら手に取るであろう年代の人たちが実践できそうな対処の部分が書かれていないからだと思う。私も、機能不全家族に育ち歪んだ認知で苦しんでこの本を手に取ったが、載っていたのは若年で精神科を受診して家族関係の調整などにより問題行動が解決した、という若い人の実例で、では大人になって今さら家族の調整などできそうにもない私はどうしたら?と心を折られた。2019/07/11

フロリゲン

3
「心折れそうなあなたへ・・・」というサブタイトルに反して心をバキバキに折ってくれる本。 ACについて詳しく知りたくて手に取ったのだが、書いてあるのは沢山の精神障害やAS,ADHD(この二つは先天性なのでは?)、更年期障害などなど、アダルトチルドレンそのものについての言及が見あたらない。 こんなに沢山の病気や障害はすべて親の育て方が悪いからなんです!とでも言いたいようだ。 一冊の本として体系的にまとめることもできていない。 ただただ暗い気持ちになるだけの本。2013/08/02

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