韓国の絵本10選
水宮歌(スグンガ)―こどもパンソリ絵本

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 31cm
  • 商品コード 9784901006965
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

パンソリは、18世紀初めに朝鮮半島南部に生まれた民俗芸能です。一人の唱者が鼓手の太鼓拍子に合わせて、節をつけながら物語を語り歌います。2003年にはユネスコ世界遺産の無形文化遺産として指定されました。この子どもパンソリ絵本では、パンソリ『水宮歌』から抜粋し、パンソリは橙色の文字で、再構成された解説部分は黒色の文字で表しています。また、付録のCDには、小学六年生の男の子が唱者を務めるパンソリを収めていますので、絵本と一緒に楽しんでください。ところで、竜宮の王からウサギの肝を取ってくるように命ぜられた使いのカメがウサギの知恵にやられてしまうこの物語は、インドのパンチャタントラを始め日本でも『今昔物語集』や昔話に類話があります。パンソリ『水宮歌』は、人類共通の物語遺産としても、隣国固有の無形文化遺産としても、ともに大切な文化財なのです。

著者等紹介

イヒョンスン[イヒョンスン]
1968年パンソリの故郷、高敞生まれ。編集デザインを専攻し、10年間デザイナーとして仕事をした。いろいろなところを歩いて旅行し、絵本の文章を書き、企画している

イユッナム[イユッナム]
1971年パンソリの故郷、高敞生まれ。視覚デザインを専攻した。木の彫刻をしながら、絵本のイラストレーターとして仕事をしている

おおたけきよみ[オオタケキヨミ]
1969年埼玉県生まれ。白百合女子大学大学院修士課程修了後、日韓文化交流基金訪韓研究員として渡韓。延世大学校大学院で教育学博士学位取得。ソウル大学講師、誠信女子大学校専任講師などを経て、東京純心女子大学こども文化学科専任講師。白百合女子大学では韓国児童文学講義を担当している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おはなし会 芽ぶっく 

8
『さるのきも』 https://bookmeter.com/books/12603323 に似たおはなし。こちらはさるではなくウサギですが。付属のCDもついていたので、読み進めるのが楽しかったです。歌劇っぽい雰囲気を味わえました。2021/03/29

KAZOO

4
パンソリの映画(春香伝 岩波文庫にもあります)を昔見たことがあるので、この本についているCDのパンソリの音調を懐かしく聞くことができました。この本の絵も非常に面白く子供向きというよりも大人のほうが楽しめる絵本になっている感じがしました。2013/10/17

いっちゃん

3
どこかで聞いたお話だったけど、面白かった。ウサギはお話にででくるとき、ずる賢かったり、マイナスイメージの方が多いのは何故だろう?掛け軸のような美しい絵2015/04/19

7petit

3
ウサギはずるがしこい!と韓国ドラマ(イケメンですね!)で学習しましたが、こういうイメージなんですね。CDで唄っていた5年生の少年の歌声!ハングル語がわからなくて残念ですが、充分パンソリと絵本を楽しめました。2013/08/19

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