夕海子

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901006279
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

彼女の世界には六種類の人物しかいない。無印。拒否。死亡。食事。宿。性。薄井ゆうじ書き下ろし作品。

著者等紹介

薄井ゆうじ[ウスイユウジ]
1949年、茨城県生まれ。イラストレーター、広告プロダクション経営を経て、作家に。1988年「残像少年」で第51回小説現代新人賞受賞。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川英治文学新人賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りちゃ

4
何とも、感想の難しい。誰もが病んでいるということなのだろか?病院(入院)に安らぎを求める女性。名簿を片手に順番に連絡をとっていく…この行動の意味がわからない。結論のでない作品。なんか、モヤモヤ。2015/08/14

ルナ

1
ちょっと後半バタバタしすぎてたが、前半はすごいよかった。人はいつも誰かになりたがっている。2020/01/14

ナンナル

0
救いがない。それはありのままの現実を映し出しているからか。人間は弱くどこか壊れている。壊れなければ生きていけないように。優しさに包まれて生きていたい。誰しもがそう思いながら、得られるものではない。華やかな世界にいても、落ちぶれていても、かわりはない。ただ、見つけることができたかできなかっただけ。社会はどうしてこんなにも生きづらいのだろうか。自分を剥奪した人間が、これから先どう生きるのか、それが見たい。2012/01/28

ばるさん

0
「気付いてほしい、でも、見つけてほしくないの……」暖かい居場所を求めるために詐病を繰り返す女の物語。「人はみんな、自分以外のものになりたがってる」蠱惑的な狂気に彩られた一冊。ラスト20ページの展開に戦慄。2011/12/17

もちお

0
これが噂のサイコパスってやつか・・・2020/05/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/225733
  • ご注意事項

最近チェックした商品